MEMBER VOICE社員の声

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  • 自治体の変革を双方の立場で
  • 支えたからこそ分かる、
  • 公共コンサルタントとしての
  • やりがい
  • 自治体の変革を双方の立場で支えたからこそ分かる、
  • 公共コンサルタントとしてのやりがい
Y.T
公共 Business Unit
シニアコンサルタント
2019年中途入社
大学卒業後、出身地の県庁に入庁。様々な業務に携わる中で、自治体もこれからの時代は常に変化に柔軟であるべきとの思いに至り、コンサルタントへの転職を決意。2019年アビームに入社し、現在は公共 Business Unitにてこれまでの経験を活かしながら、官公庁や地方自治体などの公共機関が抱える課題の解決支援に携わっている。
公共機関の変革に寄与したいと思い、
アビームに入社
前職の県庁では約3年にわたり、施設や法人の設立認可、助成金交付、条例改正などの業務に従事しました。常々「市民目線でものごとを考えること」の重要性を念頭に入れながら業務を遂行してきましたが、より良い市民サービスを提供するためには改善すべきだと思うようなことも、公共機関の場合、慣習や規則等が多く、課題着手まで時間を要する事もしばしばあり、徐々にもどかしさを感じるようになっていました。もちろん、自治体には安定性や継続性も重要であるため、容易に変化する組織であることだけが正ではありません、ただ、別のアプローチ方法もあるのではないかと日々模索していました。どのようにすれば、「より良い市民サービスの提供」を実現できるのかと考えていた頃、コンサルタントの働き方を知り、転職のきっかけとなりました。アビームを選んだ理由は、約20年前にいち早く公共部門を立ち上げ、数々の実績を重ねてきたコンサルティングファームであり、公共領域の改革支援においては圧倒的強さを誇っていると知ったからです。公共領域において自分にできることを増やし、より社会に貢献できる手段を模索していた自分にとって、アビームの環境は非常に可能性を感じさせてくれるものでした。加えて、採用面接で最終面接官からかけてもらった言葉も印象的で、「公共 Business Unitでは、やりたいことも活躍の場も、求めれば必ず与えられます」と言っていただけたことも強い後押しになりました。
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圧倒的支援実績を誇る
公共コンサルタントに共通する
プロフェッショナリズム
アビームの公共 Business Unitの強さは、案件獲得数によく表れています。中央省庁から都道府県、市町村まで全国津々浦々の公共機関で支援実績が多数あり、コンペの勝率は非常に高い数値をキープしています。外資系コンサルティングファームにも公共部門がありますが、アビームの公共 Business Unitが扱う対象領域は、中央省庁や地方自治体、文教や医療などほぼすべての公共機関における業務全般にわたっているため、これほど幅広く網羅しているところは他にはないと思います。また、アビームのコンサルタントは自治体に寄り添うマインドを非常に重視しています。一例を挙げると、自治体DXと帳票文化のケースがあります。市民目線では、公共機関に今も根強く残る紙の帳票文化について、客観的には広く普及されているツールをなぜ活用しないのか疑問に感じるかもしれません。しかし一見ボトルネックに思える業務には、過去担当者が他に与える影響を鑑み敢えてその手法を選択していたということが多いです。理由を掘り下げると、変化させることで誰かが不利益を被るリスクの軽減や、市民により良いサービスを提供するためだったりします。外部から変化を促すのであれば、過去の経緯や背景も細かく把握し、公共機関の思いやプロセスの蓄積を損なわないよう配慮する必要があります。公共機関が変化を躊躇するのには理由があることを理解し、文化にリスペクトを抱き、その上で変えるべきところは変えるという熱意を持って顧客と向き合うこのスタンスこそが、公共 Business Unitの強さの源泉なのだと思います。外資系コンサルティングファームが受注した案件をアビームが引き継ぎ成果につなげられたプロジェクトがいくつもありますが、これこそまさに、顧客が自走化できるまで伴走支援することにこだわりを持つアビームらしいエピソードだと思います。
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コンサルタントになったことで
広がったキャリアの幅と意識の変化
入社して3年が経過し、現在は、チームリーダーとしてクライアントフェイシングはもちろんのこと、プロジェクト全体のリスクマネジメントやタスク管理も任せられることが増えました。クライアント先に出向く事も多いですが、前職ではあまり接点のなかった自治体の管理職クラスの立場の方々と直接やりとりする機会や自治体の意思決定に直接関与する機会も多く、仕事の影響範囲の広がりを実感しています。これまで携わってきたプロジェクトも多岐にわたっており、例えば震災で大きな被害を受けた「まち」の復興プロジェクトでは、スポーツによる地域活性化の推進計画の策定や、クラウドファンディングの実行支援などを実施しました。また、ある都道府県が実施した産業振興施策の調査事業では、事業者である自治体と消費者の双方にWebアンケートを実施して効果測定を行ったり、直近では、デジタル庁をはじめとした国が推進している地方公共団体の業務システム標準化に係るプロジェクトを進めたりしています。他にも水道事業の業務改善支援プロジェクトなど、関わる案件は規模も領域も本当にさまざまです。前職と比べると、今は同時に複数のプロジェクトに携わることも多く、新しいプロジェクトに取り掛かるたびに現場担当の方々と対等に渡り合えるだけの知識やスキルのキャッチアップ、クライアントとは別の視点が求められるため大変ではありますが、これほど密度の濃い時間を過ごした経験がこれまでになかったこともあり、非常に今の環境に満足しています。
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さらに多様な分野の知識を身につけ、
どんな課題にも対応できるゼネラリストを目指す
改めて振り返ると、県庁を辞めてコンサルタントに転職したことは私にとって非常に大きな決断でした。未経験という事もあり不安もありましたが、「公共変革の少しでも力になりたい」という初心を常に忘れずチャレンジする姿勢を貫いてきました。そうして数々のプロジェクトで経験を積んでいくと、蓄積された知見や経験を別のプロジェクトでも活かして欲しいと声がかかり、周囲からも頼られるようになってきました。今も「自分がやりたいことはここにある」と実感しながら、仕事を楽しんでいます。今後の目標は、ゼネラルにどのような分野の社会課題にも対応できるコンサルタントになることです。文教領域をはじめ、医療、脱炭素など、今の日本社会で課題になっていることは、すべてが我々のビジネスの対象領域となります。これからも常に学びを怠らず、少しでも社会をより良くするための方法を考え続けていきたいと思っています。
アビームを転職先として
考えられている方へ一言
公共 Business Unitにおいては、公共に対する熱意に加え、勉強し続ける強い覚悟という2つの要素が非常に重要です。この領域には日本の社会課題に通じるテーマも多く、クライアントの先にいる市民の存在を常に意識しながら、「社会を少しでも良くしたい」という願いが何をするにも原動力になってくれると思っています。また、我々が対峙するクライアントは常に難易度の高い社会課題と向き合い続けており、クライアントとは別の視点で高付加価値の提案をする必要があります。常に新しい事をキャッチアップし、努力する事を怠らない人が活躍し続ける事が出来ると思います。公共領域に強い思いのある方はアビームに来て後悔する事はないでしょう。私も、共に切磋琢磨し合える仲間と一緒に働きたいと思っています。
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