総合スーパー様(BtoC):
ブラックボックス化した物流の改革支援

企業方針である「物流を武器にする」体制の確立を目指し、現状の見える化から課題抽出と分析、改革テーマの立案と実行までのトータルサポート

総合スーパー様(BtoC):ブラックボックス化した物流の改革支援

Customer Profile

クライント名 総合スーパー 様
業種     小売業
売上規模   非公開
従業員規模  非公開

プロジェクト概要

クライアントの課題

  • 「物流を武器」に店舗の効率化、商品調達の強化を目指すも、有効な施策を立案できない
  • 物流がブラックボックス化し、物流オペレーションやコスト対し適正な評価ができない
  • 物流改革を推進する上で関係部署間での連携が図れていない

ソリューション・知見

  • 同業他社の改革支援の経験とノウハウを活かした物流分析
  • 物流の枠に留まらないサプライチェーンを俯瞰した、全社最適に向けた改革ロードマップの策定
  • 豊富な物流センター立ち上げ・改革実績に基づく物流施策実行支援

成果・効果

  • 現場オペレーションの定性・定量分析による物流を見える化
  • クライアントと3PL事業者が協力して改革推進できる体制構築
  • 部門横断での全社最適の視点に立った物流改革ロードマップ策定

Featured Points

クライアント課題の難所

ブラックボックス化した物流運営

「物流を武器にする」という方針の基で、物流効率性と企業戦略に柔軟に対応できる体制を目指す中、運営管理が3PL事業者へのいわゆる「丸投げ」状態となっており、自社の物流実態が見えづらい状況にあった。
効率化を図ろうにも具体的な手立てまでは検討できず、新たな取り組みに着手しようにも3PL事業者との運用やコスト調整で難航。
さらには長年変わらず維持継続されてきた物流体制であったが故に、受益者部門内でも「物流は変えられないもの」という先入観が根付き、物流がボトルネックとなり改善・改革が推進しづらい環境にあった。

ブラックボックス化した物流運営

 

プロジェクトの重要成功要因

クライアント自らによる主体的な物流運営の確立と部門横断での戦略・企画プロセスの推進

物流を武器にする前提として、クライアント自ら物流を把握し、主体的に運営をリードできる状態を目指す必要があった。まずはブラックボックス化を解消すべく、入出荷から配送までの現場オペレーションと拠点ネットワークまでに渡る定性・定量両面の分析を実施。その上で、3PL事業者との契約体系変更までに及ぶ、管理体制とスキームの再構築を目指す施策作りを支援。

また、物流効率を求めながらも、物流が商品鮮度の強化や魅力ある店舗作りに貢献する状態を作ることが重要命題であった。アビームコンサルティングは小売りビジネスとサプライチェーンの知見を基に、各部門が抱える問題やニーズの抽出、横断的な課題の検討をファシリテートし、各部門が協調して全体最適に向かうための施策と実行ロードマップを策定した。

 

アビームの貢献

現状の見える化から改革実行までのトータルサポート

アビームコンサルティングが蓄積している業界知見や他社の物流改革支援事例を活かしながら、ブラックボックス化していた現状の物流体制及びコストを客観的に評価・見える化。
その上で現状の課題のあぶり出しと効率化ポテンシャルの分析を行い、将来の持続可能な物流体制を見据えた改革ロードマップを策定した。短期・中長期別の具体的な改善施策を立案するとともに、重要施策の改革実行まで支援した。

<主な改革立案支援・実行支援>

  • 将来の物流ネットワーク再編プランの立案と投資対効果分析
  • 3PL契約形態変更案の立案と3PL切替のフォロー
  • 物流センターのマテハン/運用改善プランの立案と実行支援
  • 店舗サービスレベル評価と配送見直しスキームの立案
  • トータルリードタイム短縮(鮮度改善)のためのセンター運用改善の立案
  • 調達物流拡大によるポテンシャル評価と実行方式の立案
  • 利益拡大のための在庫方針・適正在庫量の評価
現状の見える化から改革実行までのトータルサポート

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