総合化学メーカー様:
カーボンニュートラル実現に向けたロードマップの策定支援
総合化学メーカー様:
カーボンニュートラル実現に向けたロードマップの策定支援
20以上の施策を定量分析し、2030年の温室効果ガス30%削減に向けたアクションプランを構築
Customer Profile
業種 総合化学メーカー
売上規模 300億円以上
従業員数 50名程度
プロジェクト概要
クライアントの課題
- 2030年の温室効果ガス削減目標に対する具体的な削減施策を客観的観点で精査したい
- 施策の内容は、実現可能性及び費用対効果の高い内容を中心にしたい
- 大規模な投資を伴うものは、ファイナンスのスキームについても検討したい
ソリューション・知見
- 石油化学及びエネルギーの知見者による現場調査なども踏まえた詳細検討による施策の具体化
- 20以上の施策を比較検討することでメリットオーダーでの施策の優先付けを実現
- ESCO事業者を巻き込んだ実施スキームのファイナンス面での検討も具体化
成果・効果
- 2030年に温室効果ガス30%削減の目標をクリアできるロードマップ作成の実現
- ロードマップに含まれる内容は現時点で実施可能な内容のみで構成
- 初期投資を削減するスキームの活用による投資のハードルの低減
Featured Points
クライアント課題の難所
1つの施策実施によって複数のパラメータが変化することを考慮した施策群の整理
クライアントはコンビナート内複数企業にエネルギーを供給する設備を有しており、設備更新により熱と電力のバランスが変化することや副生ガスの発生量の制約などが存在していた。本プロジェクトではそれらパラメータの前提条件について1つづつ整理し、そのうえで温室効果ガスとコスト削減を両立する施策について丁寧に試算を実施した。
温室効果ガス削減施策のメリットオーダー分析
プロジェクトの重要成功要因
業界知見をフル活用した施策の立案
クライアントが有する複雑なユーティリティ設備の構成とエネルギーフローについて理解のあるコンサルタントが主体的に施策の立案を行い、実施の実現性について複数回の討議及び現場検証を行うことによって、双方納得感の有るロードマップ策定を完遂させた。
アビームの貢献
ロードマップ策定後のアクションプランの具体化
20以上の温室効果ガス削減施策を抽出・評価し、メリットオーダーでの優先付けを実施。さらに、クライアントの操業状況も加味して実施スケジュールに落とし込み、ESCO事業者も巻き込んで実施のファイナンススキームについても具体化することによって、明日から何を実施するべきかを明示した。
温室効果ガス削減に向けたロードマップ