北海道滝川市の行政サービスでの「書かない窓口」
及び手続きワンストップ化に向けた支援を実施

 アビームコンサルティング株式会社(以下、アビームコンサルティング)は、北海道滝川市にて、行政サービスでの「書かない窓口」の導入と転入・転居・転出等のライフイベント関連手続きの窓口の一部集約(ワンストップ化)の支援を実施し、2024年1月23日より滝川市の窓口において当該サービスが開始されたことをお知らせします。
※紙の複数の申請書に何度も同じ内容を記入することなく、市職員が聞き取りでシステムを使用して作成した申請書に市民はサインするだけで各種の申請が完了することができる。

 地方自治体において業務のDX推進が求められる中、北海道滝川市では人口減少にともなう市職員数の減少により職員1人あたりの業務負荷が大きくなる状況が続いており、デジタル技術等を積極的に活用した良質な行政サービスの提供と、安定的な行政運営を維持する取り組みの両立が急務の課題となっています。そのような中、本事業では行政サービスでの「書かない窓口」の導入と、転入・転居・転出等のライフイベント関連手続きを同じ窓口に一部集約(ワンストップ化)することで、届出申請にかかる市民の負担を減らすともに利用者目線でわかりやすく利用しやすい窓口の実現と、市職員の業務負荷の軽減を目指します。

 アビームコンサルティングは、「書かない窓口」の実現に向けた業務BPR・改革を支援しました。具体的には、当社が豊富に有する業務BPR事例の活用や市職員との共創によって、滝川市の窓口現場での課題を分析し、市民サービスの向上を実現すべく効果的なワンストップサービスの選定や新たな業務プロセスの導入を支援することで、行政サービスのUI/UXの向上に貢献しました。また、ワンストップサービスの導入の実現により、引っ越し等のライフイベントにともなう関連手続(国民健康保険、介護保険、児童手当等)を一か所で完結させられるようにすることで、従来は複数の課にまたがっていた手続きを「動かない」で完結させることを可能とし、行政サービスの利便性向上を進めています。

 今後もアビームコンサルティングは、本事業での地方自治体における効果的な窓口サービスの導入や業務BPR方法論の確立、デジタル化のポイントおよび小規模自治体における住民ニーズの傾向把握を生かし、地域の課題解決や持続可能なまちづくりに貢献していきます。

■アビームコンサルティングの公共向けコンサルティング

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