アビームコンサルティング、みずほFGが掲げる人的資本の強化に向け、
新たな人事の枠組みに対応した人員・人件費管理業務のデジタル変革を支援

社員の能力・スキルを加味したグループ共通の人材管理業務の高度化

アビームコンサルティング株式会社

　アビームコンサルティング株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：山田 貴博、以下 アビームコンサルティング）は、株式会社みずほフィナンシャルグループ（本社：東京都千代田区、執行役社長：木原 正裕、以下 みずほFG）が中期経営計画の中で掲げる「人的資本の強化」に向けて、インフラ面の構築からその実現を支援します。

　みずほFGは、中期経営計画において経営戦略と人材戦略を連動させる「戦略人事の徹底」と、社員一人ひとりが「自分らしくある」ことを実現するアプローチを通じた「人的資本の強化」を目指しています。その実現のために、2024年度からグループ5社※共通の新しい人事の枠組み〈かなで〉に完全移行することを決定しています。新しい人事の枠組みを支える人員・人件費管理業務においては、事業成長に必要な人材の要件を、個々の能力や役割の側面から捉えたうえで、人員数・人件費をグループ全体で計画・管理する仕組み作りが必要となります。しかしながら、グループ全体の大量かつ幅広い情報を体系的に管理するプロセスが不足していることから、こうした計画・管理業務に多大な時間と労力を要するという課題を抱えていました。そこでアビームコンサルティングをパートナーに、デジタル変革プロジェクトを開始しました。

　本プロジェクトは、第1ステップとして、みずほFG、みずほ銀行、みずほ信託銀行の3社共通となる人員・人件費管理プラットフォームを、わずか4か月という短期間で構築するとともに、グループ共通のインフラ化に向けたシステム検証・業務プロセス構築を実施しました。その結果、これまで発生していた人事情報のデータ散在や非効率な運用プロセスなどの課題を早期に改善し、大幅な業務効率化を実現しました。

　第2ステップとして、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズを含めたグループ5社における人員・人件費情報のインフラ共通化を目指し、プラットフォームの要件定義、および新たな人事の枠組みに対応するための機能構築、業務プロセス策定を開始しました。過去データ・実績なども含めた人員・人件費情報の一元管理機能や、計画シミュレーション機能に加え、社員の能力や役職、また採用・退職・異動といった動態的な情報をとらえた部署単位での人材ポートフォリオの策定プロセス、月次モニタリングを可能とするプロセスを導入し、2024年度の稼働開始を目指して推進しています。

　なお、プラットフォームのシステム基盤には、予算管理実務への適合性、操作性、拡張性を実現するソリューションとして実績のあるAnaplan Japan株式会社（本社：東京都渋谷区、社長執行役員：中田 淳）が提供するプランニングプラットフォーム「Anaplan」を採用しています。

　本プロジェクトは、みずほFGが目指す「人的資本の強化」を支えるグループ共通のデジタルインフラ基盤をベースに、社員一人ひとりの能力・スキルを踏まえたデータドリブンな人員・人件費管理、ビジネス戦略と連動させた意思決定の最適化・迅速化を可能とするものです。さらに、グローバルベースでの迅速な状況把握・意思決定が可能なプラットフォームへの拡大展開を予定しています。

　アビームコンサルティングは、金融業界における数多くのコンサルティング実績や最新デジタルテクノロジー知見を活用し、みずほFGが目指す人的資本の強化に向け、人事・人件費情報をはじめとした経営管理の高度化に貢献してまいります。

アビームコンサルティングは、アジアを中心とした海外ネットワークを通じ、それぞれの国や地域に即したグローバル・サービスを提供している総合マネジメントコンサルティングファームです。戦略、BPR、IT、組織・人事、アウトソーシングなどの専門知識と、豊富な経験を持つ約 7,800 名のプロフェッショナルを有し、金融、製造、流通、エネルギー、情報通信、パブリックなどの分野を担う企業、組織に対し幅広いコンサルティングサービスを提供しています。アビームコンサルティングは、企業や組織とともに新たな未来を共創し、確かな変革に導く創造的パートナーとして、企業や社会の変革に貢献します。
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