設備保全マネジメント診断
マネジメント力を強化し、設備保全の全体最適を実現
多くの民間企業や自治体では、高度経済成長期や安定成長期に建設した大量の設備が想定耐用年数を迎え、設備保全の合理化・効率化が急務となっています。一方で、保全を見直す必要性は感じつつも、全体感が見えずどこから手を付けたらよいかわからない、具体的な成果が見えない、といった問題を抱える管理者も少なくありません。
設備保全マネジメント診断の特徴
アビームコンサルティングは、マネジメントの観点から設備保全の強み・弱みを全体的かつ系統的に把握し、改善の方向性と施策の検討、期待効果の算定を行うことで、設備保全におけるヒト・モノ・カネの全体最適の実現を支援します。
アセットマネジメント規格 BSI PAS55
アビームコンサルティングの設備保全マネジメント診断は、英国規格協会が発行するアセットマネジメント規格の一般公開仕様書であるBSI PAS55 を参照モデルとしています。本規格はさまざまな業種のアセットマネジメントの事例を結集してつくられたもので、業種を問わず必要なマネジメントの要求事項が記載されています。また、ISO9000s に並ぶマネジメント規格として、世界各国の企業や行政機関で本規格の適用や認証を取得する動きが広まっています。
アプローチ
BSI PAS55 が示すアセットマネジメントシステムの体系に合わせて作られた方法論・診断ツールを活用し、プロジェクト開始から約1.5~3ヶ月で診断結果を提示します。
改善の方向性 例
実績評価プロセスの標準化とKPI の体系化
設備保全の実績評価プロセスを標準化するとともに、マネジメント階層に合わせて体系的に評価指標(KPI)と目標を設定することで、各マネジメント階層への情報伝達が迅速になり業務効率が向上するほか、保全方針や保全計画のフィードバックループが確立されるため設備保全の継続的な改善が可能となります。
また、作業班や個人の作業レベルの先行指標を設定し、上位レベルの結果指標に結びつけることで、目指すべき結果に辿り着くために取るべきアクションが明確になるほか、パフォーマンスが低下する予兆を早期に検知し、結果が出る前に先手のアクションを取ることができます。
設備管理情報の一元管理
保全の種類によってバラバラに管理されていた情報を一元化することで、トラブルや保全計画から作業実施、実績登録までの流れが簡素になり、設備管理情報が相互に連携することで情報の分散が解消されて業務が効率化します。
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