戦略を描くだけで終わらせない。
「ファーストセールス」まで伴走する、CF&T Transformationのキャリア

企業変革という言葉は広く使われています。しかし実際に企業価値を高めるためには、戦略を描くだけでも、システムを導入するだけでも十分ではありません。描いた構想を事業・組織・業務・システム・データ・人材の変革へ落とし込み、現場に定着させ、成果につなげていく。そのプロセスこそがTransformationです。

アビームコンサルティング(以下、アビーム)のCorporate Finance & Transformation Strategy Unit(CF&T SU)では、Transformationを単なる業務改革やPMO支援とは捉えていません。経営アジェンダを実現し、価値創出まで伴走する中核機能として位置づけています。
では、「実行」とはどこまでを指すのか。なぜアビームだからこそ成果創出までやり切れるのか。そしてTransformation領域では、どのようなキャリアを描くことができるのか。
今回は、CF&T SUでTransformation領域をリードする小宮さんに、Transformationの本質や仕事の魅力、そして求める人物像について聞きました。

Profile

製造業にて、企画・営業・物流・生産管理を経験し、アビームへキャリア入社。戦略コンサルタントとして、改革構想策定から実行までを伴走するスタイルを大切にし、ビジョン・中期経営計画策定、経営管理、組織・業務改革等、幅広いプロジェクトに多数参画。近年は、重要課題が事業戦略に統合された価値創造ストーリーをベースとした中期経営計画の策定から施策の実行までを一気通貫で支援。

企業変革において、本当に問われるのは「戦略の先」

まず、小宮さんがCF&T SUでリードされているTransformation領域について教えてください。

Transformationという言葉は様々な意味で使われますが、私たちは単なる業務改革やシステム導入ではなく、経営アジェンダを実現するための企業変革全体を指しています。 一言で言えば、事業・組織・業務・システム・データ・人材を変革し、その成果創出まで伴走する領域です。

企業は戦略を描くだけでは変わりません。M&Aを実行しただけでも、新規事業を立ち上げただけでも、企業価値は高まりません。本当に重要なのは、その後です。

描いた戦略をどう事業に落とし込むのか。
組織や業務をどう変えるのか。
現場の行動をどう変えるのか。
そして、その変化をどう成果につなげるのか。

企業変革の現場では、必ずこうした問いに向き合うことになります。私たちTransformation Teamは、その問いに真正面から向き合い、変革を実現する役割を担っています。

私はよく、「経営と現場をつなぐ」「戦略とオペレーションをつなぐ」「社内外の専門性をつなぐ」という言い方をしています。
Transformationは、構想を描くことだけが仕事ではありません。経営層が描くアジェンダを現場が動ける形に落とし込み、実際に変革を前進させる。そして最終的に成果創出までつなげることに責任を持つ仕事です。だからこそ、Transformation領域は経営と最も近い場所でありながら、現場とも最も深く向き合う領域だと思っています。

小宮

「戦略から実行まで」と言うなら、実行とはどこまでなのか

多くのコンサルティングファームが「戦略から実行まで」を掲げています。CF&T SU、特にTransformation Teamならではの違いはどこにあるのでしょうか。

「戦略から実行まで一気通貫で支援します」という言葉は、コンサルティング業界ではよく使われます。ただ、私はいつも、こう問いかけたいんです。

「あなたにとっての“実行”とは、どこまでですか」と。

ロードマップを描くことなのか。施策を整理することなのか。PMOとして進捗管理するところなのか。もちろん、それらも変革には欠かせません。ただ、私たちが考える実行は、そのさらに先にあります。Transformationの目的は、計画を作ることではありません。経営アジェンダを実際の変革につなげ、成果を生み出すことです。

例えば、新規事業開発であれば、市場調査や事業戦略の策定だけでは事業は立ち上がりません。
誰に、どのようなサービスを、いくらで提供するのか。
その価値を届けるための組織やオペレーションをどう構築するのか。
現地の人材をどう採用し、育成するのか。
そうした仕組みが実際に動き始め、顧客に価値が届き、最初の売上が生まれるところまで伴走して初めて、事業は立ち上がったと言えます。

私たちはそれを「ファーストセールスまで責任を持つ」と表現しています。
これは新規事業に限りません。業務改革であれば現場に新しいやり方が定着するまで。組織変革であれば新しい組織が機能し始めるまで。システム変革であれば業務の中で活用され、成果につながるまで。Transformationとは、戦略を“絵”として終わらせるのではなく、現場で変革が起こり、その結果として成果が生まれるところまで責任を持つ仕事だと考えています。

小宮

アビームには、本当に一気通貫でやり切るケイパビリティがある

なぜ、それをアビーム、そしてCF&T SUだからこそ実現できるのでしょうか。

その話をする前に、まずCF&T SUがどのような経営アジェンダを担っているのかをご説明したいと思います。
CF&T SUでは、クライアントの経営アジェンダを大きく4つに捉えています。
1. インパクト会計による「隠れた企業価値」の可視化と行動策定
2. 未来価値から逆算した「非連続な成長戦略」の構築
3. PMI・カーブアウトを企業価値向上・キャッシュフロー創出まで一貫支援
4. 資本効率を最大化するAI Nativeな構造改革の断行

Transformation Teamは特に4つ目を中心に担っていますが、実際にはこれらすべての経営アジェンダと密接につながっています。なぜなら、どのアジェンダであっても、最終的には事業・組織・業務・システム・データ・人材を変革しなければ成果は生まれないからです。経営アジェンダを成果創出につなげる中核機能であるTransformationを実現できる理由は、大きく3つあります。

  1. 1つ目:戦略とオペレーションの両方を本気で扱えること

    CF&T SUには、全社戦略、事業戦略、M&A戦略、PMI・カーブアウト、構造改革といった経営アジェンダを扱うプロフェッショナルがいます。一方でアビーム全体には、業務改革、IT、データ、AI、ERP、アウトソーシング、業界別ソリューションなど、実行に必要な非常に幅広いケイパビリティがあります。

    Transformation Teamは、その両者をつなぐ役割を担っています。経営層が描く戦略を、業務・組織・システム・データ・人材の変革に落とし込み、必要に応じて、社内外の専門家を巻き込みながら実装していく。つまり私たちは、経営アジェンダと実装ケイパビリティを接続するハブとして機能しています。これは、戦略だけに閉じたファームにも、実行だけに閉じた組織にもなかなか実現できないことだと思います。

  2. 2つ目:AI Nativeな変革モデルを持っていること

    いま多くの企業で、AIを前提に業務や組織を再設計すること自体が経営アジェンダになっています。私たちは、AI Native TOM、つまりAIを前提とした Target Operating Model を定義し、それを実際の業務に浸透させる BPX(Business Process Transformation)の体制や、AIソリューションと組み合わせて提供しています。
    単なる効率化ではなく、AI時代に企業がどのように価値を生み出すのかを構想し、それを実際の業務や組織へ落とし込むところまで支援できることが大きな強みです。

  3. 3つ目:最後までやり切る文化があること

    アビームには、クライアントの現場に入り込み、誠実に、成果が出るまでやり切る文化があります。資料を作って終わりではなく、現場の方々と一緒に悩み、試行錯誤しながら仕組みを定着させる。そして、成果が出るところまで責任をもつ。Transformation領域では、どれだけ優れた構想を描いても、現場で実現できなければ意味がありません。だからこそ私たちは、「変革を実現すること」にこだわっています。

小宮

経営と現場、日本と海外をつなぎ、価値創出を実現するTransformation人材へ

Transformation領域で働く面白さと、そこで得られる成長機会について教えてください。

私は、Transformationの仕事を一言で表現するなら、「つなぐ仕事」だと思っています。

経営と現場をつなぐ。戦略とオペレーションをつなぐ。日本と海外をつなぐ。そして、社内外の様々な専門性をつなぐ。Transformationは、そのすべてを同時に求められる仕事です。例えば経営者は、企業価値向上や成長戦略、資本効率向上、グローバル展開、AI活用といった経営アジェンダを考えています。一方で現場には、既存業務や組織の慣習、人材の不安、システム制約、取引先との関係など、日々向き合うリアルな課題があります。Transformationは、そのどちらか一方だけを理解していても成立しません。

経営の言葉だけでも足りない。現場の言葉だけでも足りない。経営アジェンダを現場が動ける形に翻訳し、現場で起きていることを経営判断に必要な情報として返していく。その往復を通じて、変革を前に進めていく仕事です。

こうした「つなぐ力」が特に問われるのが、グローバル案件です。日本企業が海外に事業を展開する際、重要なのは単に現地に詳しいコンサルタントがいることではありません。日本本社の経営意思や事業戦略を理解したうえで、現地の市場・制度・商習慣・人材の特性を踏まえながら、実際に事業を立ち上げていく必要があります。

さらに、多くの場合は複数の国や地域を同時に動かさなければなりません。アビームは日本にHQを持つグローバルファームであるため、日本企業の経営課題を深く理解しながら、必要な国・地域にコンサルタントを配置し、各国のメンバーとOne Teamで変革を推進することができます。私たちが支援した海外新規事業の案件でも、単に海外進出計画を作るだけではありませんでした。

各国のビジネスモデルやオペレーティングモデルを設計し、販売チャネルやサプライチェーンを構築し、契約・請求・入金・カスタマーサクセスのプロセスを整備する。そして現地人材の採用や育成まで含めて伴走し、実際に事業が立ち上がるところまで支援しました。まさに、戦略からファーストセールスまでをつなぐ仕事です。また、Transformationは一人でできる仕事ではありません。戦略、財務、M&A、PMI、業務、IT、AI、データ、人事、法務、税務、そして外部パートナーなど、多様な専門性を持つ人たちを巻き込みながら変革を進めていく必要があります。

私自身も、自分だけで答えを出すのではなく、社内外のプロフェッショナルをどう巻き込み、どうOne Teamとして動かしていくかを常に考えています。だからTransformationのコンサルタントに求められるのは、専門性だけではありません。構想力、推進力、巻き込み力、そして最後までやり切る責任感。そうした力を発揮しながら、経営と現場、日本と海外、様々な専門性をつなぎ、変革を実現していく。それがTransformationの仕事です。

そして、そうした経験を通じて身につくのは、特定領域だけの専門性ではありません。
経営と現場の両方が分かる。
戦略と実行の両方が分かる。
日本と海外の両方が分かる。
複数の立場や専門性をつなぎながら、経営アジェンダを成果創出まで導く視点と実行力です。

私は、これからますます求められるのは、特定領域の専門家ではなく、複数の専門性や立場を横断しながら変革を実現できる人材だと思っています。だからこそ私たちが求めているのは、正解のないテーマに向き合うことを楽しめる人です。Transformationの現場では、最初から答えが決まっていることはほとんどありません。戦略的には正しく見えることが現場では進まないこともありますし、逆に現場のリアルを踏まえて戦略そのものを見直すこともあります。

そうした複雑な状況の中で、逃げずに向き合える人。経営者とも、現場の方々とも、社内の専門家とも、外部パートナーとも誠実に対話できる人。そして何より、構想を描くだけでなく、その実現と価値創出まで責任を持ちたいと思える人と一緒に働きたいと思っています。

スキル面で言えば、戦略、業務改革、IT、データ、AI、グローバルビジネス、M&A、PMIなど、どのようなバックグラウンドも活かすことができます。すべてを最初から持っている必要はありません。むしろ、自分の専門性を起点に隣の領域へ越境していく意欲の方が大切です。CF&T SUには、その越境を歓迎する文化があります。

「戦略を描くだけでは物足りない」「クライアントの変革を、本当に成果が出るところまで支援したい」「経営と現場、日本と海外、様々な専門性をつなぎながら価値創出に挑戦したい」そう考えている方にとって、CF&T SUのTransformation領域は非常に大きな挑戦と成長の機会になると思います。
ぜひ一緒に、クライアントの未来を実現する仕事に挑戦していきましょう。

小宮

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