ソリューションコンサルティング事業
インダストリアルクラウドプラットフォームビジネスユニット
未来志向で業界変革を牽引する、新しい挑戦

アビームコンサルティングのインダストリアルクラウドプラットフォームビジネスユニットは、従来のプロジェクト型コンサルティングから、長年培ってきたアセットを活用する新しい価値提供モデルへと進化している。製造、商社、社会インフラ、金融といった幅広い領域で築いたソリューションを基盤に、クライアントとともに未来を描き、実現に導く“水先案内人”として活動する同事業部を率いる山田紀夫ユニット長に展望を聞いた

執行役員 プリンシパル
インダストリアルクラウドプラットフォームビジネスユニット長

山田 紀夫

1998年アビームコンサルティングへ入社。金融や、グローバル製造業、運輸交通業や不動産業へのSAP導入や業務変革プロジェクト担当を経て、社会インフラ業向けのインダストリーチームをリード。経営管理高度化、事業戦略策定、組織改革/人材育成、ガバナンス強化、業務改善、デジタル活用等の様々な領域、テーマでのコンサルティング実績を有するとともに、アビーム発の業種別ソリューションの開発およびビジネスの立ち上げから推進をリードする。

新しいビジネスモデルを切り拓く

コンサルティングはこれまで、クライアントの課題に応じた提案および実行を、対価と引き換えに提供するスタイルが一般的でした。インダストリアルクラウドプラットフォームビジネスユニット(以下、ICP BU)はそうした従来のコンサルティングスタイルに変革を加え、蓄積してきたアセットを活用し、クライアントの成果に応じて価値を共有する「アセットフィーモデル」へと転換を進めてきています。

このビジネスモデルの転換は段階的に進化してきました。
第一段階は、 知見の活用です。個別プロジェクトで得られた経験を他案件へ展開していきます。
第二段階は、 テンプレート化です。共通課題に迅速に対応できる「ジャンプスタートモデル」を構築することで、時間とコストメリットが生まれます。
第三段階は、 共創型SaaSモデルです。業界標準プラットフォームをクラウド上に展開し、複数企業が共に成長できる仕組みへの移行です。
これらは、単なる業務の効率化にとどまらず、業界の未来を形づくる挑戦が今まさに進んでいるといえます。

未来を先取りする研究と投資

ICP BUの特徴は一言で言うと「未来志向」です。クライアントの要望を超えて、その先にある可能性を提示し、まだ見ぬ未来の姿を具体化する「水先案内人」としての役割を担うことを大切にしています。
現在保有するアセットは、3つあります。
一つ目が、製造業や商社向けのアセットです。グローバルでの標準化や生産性向上を支援する際に活用しています。
二つ目が、社会インフラ向けのアセットです。鉄道・電力、不動産開発を含む街づくりに至るまで、持続可能な成長を実現するソリューションを展開しています。
三つ目が、金融(特にリース業界)向けのアセットです。アビームコンサルティング(以下、アビーム)独自の知見を活かし、業界革新に貢献しています。
私たちは、これらのアセットを基盤に、クライアントと共同で新たなソリューションを構築し、次世代の業界標準を形にしています。AIやデータ活用が求められる今こそ、スピードと柔軟性が重要です。市場の期待が急速に変化する中、クラウド技術を駆使し「組み合わせの最適化」を実現しながら、未来を共に創り出しています。

個社から業界、そして社会全体の変革へ

私たちの支援は一社にとどまりません。組織名の通り、業界全体、そして社会の変革へと広がっています。

例えば「まちづくり」プロジェクトでは、鉄道会社、不動産業者、インフラ企業などが同じプラットフォームでデータを共有し、新たな価値を生み出す仕組みを構築しています。異業種の協働が生み出す相乗効果により、街を超えて社会の仕組みそのものを変えていく挑戦です。

この挑戦の背景にあるのは、アビームならではの強みです。私たちは、長期にわたりクライアントや業界と伴走し、中長期の視点で変革を推進する姿勢を持ち続けています。そして、ただ未来像を描くだけで終わらせることなく、具体的なアセットを提供し共に実行する独自の立場を確立しています。これが、ICP BUとしての大きな特徴であると言って差し支えないでしょう。

求めるのは、未来を仕掛ける仲間

ICP BUは、 1. 既存ソリューションの維持・管理 、2. クライアントへの導入・実装 、3. 新しいソリューションを創出する企画、という3つの機能で成り立っています。中でも特に力を入れているのは「企画」機能です。描いた未来像を具体的なビジネスに落とし込み、実現できる企画力を有している仲間を求めています。

私たちが求めるのは、専門知識以上に「未来をもっと良くしたい」という情熱です。枠にとらわれない発想で新しい可能性を提案し、自ら行動できる方を歓迎します。また、目的を達成するために多様な人脈を築き、ステークホルダーを巻き込みながら積極的にコミュニケーションを取れる力も重要です。

バックグラウンドは問いません。社会をより良くしたいという意志があれば、その人はICP BUに欠かせない存在になれると考えています。ここには、アイデアを形にし、未来を変えていくための機会があります。

変革の最前線へ

企画から開発、提案、導入、継続支援までを一貫して経験できるのがICP BUの魅力です。社会インフラに直結する領域での業務に携わり、変革の最前線で挑戦できる環境がここにあります。
私たちがともに生み出すアウトプットは、次の業界標準となり、社会を動かす力になるでしょう。
未来を仕掛け、共に新しい時代を創っていく。そんな仲間と出会えることを楽しみにしています。