コンサルティングスキルをまちづくり支援に活用

※2016年7月時点の記事/プロフィールです

国の政策の1つとして「地方創生」というキーワードが掲げられるなど、地域の活性化が社会的に求められています。
アビームコンサルティングでは、そうした社会的関心が高まる以前から、さまざまな地方自治体のまちづくりやスマートコミュニティ※1導入を支援し、自律的で持続可能な社会の創生に貢献してきました。
それらのプロジェクトを推進し、コンサルティングスキルを活かして地域活性化に貢献する社員の声を紹介します。

※1 スマートコミュニティ:エネルギー消費量をコントロールし、持続的な社会の基盤としてのまちづくりを目指す取り組み。

再生可能エネルギー導入可能性調査

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csr_Public自治体のまちづくりを推進する牽引役を目指します。

 

 

 

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愛媛県松山市は、国から環境モデル都市※2に選定されており、2014年3月に、“低炭素社会づくり”に向けたアクションプランを策定しています。アビームコンサるティングは、この計画に基づいた「再生可能エネルギー導入可能性調査」を担いました。私が主担当を務め、太陽光発電システムの設置場所・規模の検討や、CO2削減量、投資効果の試算等を実施。その一環として、設置候補地となっている松山沖の忽那諸島の現地調査や、島の方々と意見交換も行いました。

本調査で重視したのは、太陽光発電による地域活性効果です。発電した電気で観光客用の設備を充実させる、環境教育・視察の場を提供するなど、島の活性化に向けて太陽光発電を活用する視点を調査報告書に盛り込みました。現在は、この報告書をもとに自治体職員と具体策の検討を行っています。今後は、本案件で培った知見を活かしながら、「環境モデル都市まつやま」や他の都市のまちづくりを推進していく牽引役を担っていきたいと思います。

※2 環境モデル都市:持続可能な低炭素社会の実現に向け、高い目標を掲げて先駆的な取り組みにチャレンジする都市。
 

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公共ビジネスユニット
宍倉 功

 

ステークホルダーの声

本市との良好な関係を継続していただけると嬉しいです。


本調査では、事業の実証性や事業化の際の費用対効果など、的確なご報告をいただきました。報告内容については、本市が施策を展開する際の基本データとして活用させていただいています。アビームの皆さんは、プライドを持って真摯に業務に取り組まれる方々ばかりで、本調査も親切丁寧にご対応いただき、非常に助けられました。
今後も、情報提供や事業提案にご協力いただくなど、本市との良好な関係を継続していただけると嬉しく思います。 
 

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松山市役所 環境部
環境モデル都市推進課
泉 正三 様

 

人口ビジョン策定

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csr_publicこれからも磐田市の未来を見つめ続けたいと思います。
 

静岡県磐田市の「人口ビジョン」と「総合戦略」の策定を支援しました。人口ビジョンは、出生率や転出・転入人口などを推定しながら将来人口を推計し、長期的な人口目標を立てるものです。その一環として行った市民意識調査では、三世代同居を行う方が想像以上に多く、子育てしやすい環境があることがわかりました。一方で、女性の転出が多いなどの課題や、市民が他の都市に移住してしまう理由などについても確認し、市に報告しました。

総合戦略策定の過程では、学識者や各種団体の代表者などで構成される「総合計画審議会」が複数回開催され、議事録のとりまとめや総合戦略への活用を検討する業務も担いました。
地元の大学の学長や金融機関の支店長、経営者、教育委員会や労働組合の方など、さまざまな立場の方の意見を聞くことができたことは、とても新鮮で刺激的な体験でした。

今まではどの街も同じように見えていたのですが、その都市ごとの違いに目が向くようになり、磐田市ならではの特徴や魅力も知ることができました。磐田市の総合戦略が今後どう具体化されていくのか、これからも見つめ続けていきたいと思います。

 

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公共ビジネスユニット
田中 歩未

 

ステークホルダーの声

積極的に本市のまちづくりに関わろうとする姿勢を感じました。


アビームさんは、以前から本市との関わりが強く、信頼関係が築けていたこともあり、人口ビジョン及び総合戦略の策定にご協力いただきました。限られた期間の中で、先進事例の紹介や、効果的なアドバイスをいただき感謝しています。密に連絡を取り合いながら、私たちの要望に柔軟にご対応いただき、積極的に本市のまちづくりに関わろうとする姿勢を感じました。今後も本市のまちづくりを支援いただける機会がありましたら、ご協力いただけると幸いです。
 

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磐田市 企画部
秘書政策課
鈴木 敏弘 様

 

法人誘客支援

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CSR_Public美しい珊瑚礁の村がもう1つの故郷になりました。

 


 

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美しい珊瑚礁の村がもう1つの故郷になりました。座間味村は、沖縄本島の西方に位置する20余りの島々からなります。私は座間味村の「総合戦略」策定と、交流人口拡大のための「法人誘客」に関する調査及び実証を、約半年間担当しました。

法人誘客では、“ケラマブルー”と称される透明度の高い海とダイビングという強みに着目し、ダイビングを通じた人材育成プランを実証しました。役場の若手職員の皆さんや村内のダイビングショップ経営者などを招いてワークショップを開き、その有効性の検討や二泊三日のモデルプランによる実証を行いました。また、今後の法人誘客の進め方や、それを定住人口の拡大につなげていくための施策についての議論も重ねました。

事業を担当する中で感じたのは、役場の皆さんが座間味村の人口減少問題に大きな危機感と責任感を持っていることです。その真剣な思いにしっかり応えなければいけないと強く感じました。何度も通う中で、美しい座間味村に惹かれ、今では私のもう1つの故郷とすら感じています。

また、この事業がきっかけとなり、CSR活動として珊瑚の植え付けなども行いましたが、そうしたCSR活動も含めて、今後も座間味村の発展に貢献していきたいです。

※写真:ダイビングを通じた人材育成プラン実証の様子
 

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公共ビジネスユニット
五十嵐 靖浩

ステークホルダーの声

当村の市場価値や強み・弱みを客観的に捉えることができました。


アビームさんの多業種にわたるネットワークを活かした情報収集・分析を行っていただき、当村の市場価値や強み・弱みを客観的に捉えることができました。アビームの皆さんは、先進事例などの知識が豊富でとても頼もしい存在です。私たち村民のニーズに耳を傾けて、柔軟に対応していただきました。また、法人誘客の支援だけではなく、当村の珊瑚保全に着目し、珊瑚の植え付けなどにもご協力いただき大変感謝しています。

 

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座間味村長
宮里 哲 様

 

 

総合計画策定

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csr_public長岡市への愛情と誇りを胸に最上位計画策定を支援しました。
 


 

 

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市町村が定める「総合計画」は、その地域の行財政運営の長期的な指針となり、まちづくりの方向性を決める最上位計画です。

アビームコンサルティングでは1年半にわたり約28万の人口を擁する新潟県長岡市の総合計画策定を支援しています。2016年度から10年間の市財政の試算と土地利用計画の試案の作成、さらに「総合戦略」の策定支援などを行っています。

※写真:策定支援を行った長岡版総合戦略のパンフレット

 

ステークホルダーの声

アビームさんのおかげで特色のある計画・戦略を策定できました。

長岡市総合計画策定委員の立場から、アビームさんの業務を拝見させていただきました。
長岡市にとっては、総合計画、総合戦略という2つの方針策定を並行して進める難しい状況でしたが、アビームさんに両方のコンサルティングを担っていただいたことで、それぞれに特色を持ったメリハリのある計画・戦略を策定できたと思います。また、何度も長岡に足を運び、市のイベントに積極的に参加いただくなど、熱意を持って長岡市のまちづくりに取り組む姿が印象に残っています。

 

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長岡造形大学
建築・環境デザイン学科
准教授
長岡市総合計画策定委員会委員
澤田 雅浩 様


 

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