エンタープライズトランスフォーメーションビジネスユニット Enterprise Value Chainセクター シニアコンサルタント
学生時代の専攻は商学部で現代企業研究ゼミに所属し、企業の成功要因を学んでいました。就職活動では、コンサルティング業界、メーカー(食品・電機)、通信、ITと幅広く見ていました。その中で、「どれだけ早く成長できるか」という観点で、最終的にはコンサルティング業界を目指すようになりました。よくOB訪問で質問をいただくのですが、私自身学生時代は、文系だったこともありITの知識もほとんどなく、留学の経験もありませんでした。しかしながらアビームの選考では、面接官の方がしっかり話を聞いてくれて、スキル面よりも、周りを巻き込んだ経験や、最後までやり遂げた経験など人物面を見てくださっているように感じました。
ビジネスコンサルタントコースは、入社後に配属部署を決めることができることが特徴です。就活時点では、自分の興味のある領域や業界をまだ決めきれていなかったので、このコースを選択しました。現在は、Enterprise Value Chainセクターという会計領域を専門とするセクターに所属し、「会計」というサービス軸で様々な業界のプロジェクトに携わっています。
最初に参画したプロジェクトは、大手鉄道会社の基幹システム刷新・業務改革プロジェクトです。固定資産管理チームメンバーとして要件定義からシステムの稼働まで経験しました。最初は、クライアント業務や固定資産管理について知識のキャッチアップをし、先輩や上司の助けを借りながら、目の前の仕事をこなしていました。実際にシステムが稼働を迎えるころには、ひとりで提案内容の検討・資料作成・クライアントとの打ち合わせ・合意形成までを任せてもらえるようになり、成長を感じることができました。
現在は、大手鉄道会社グループ数十社が利用する基幹システム刷新のプロジェクトを担当しています。このプロジェクトは会計だけではなく、全体の稟議や経理業務を統一化するというもので、子会社それぞれのニーズが異なり、全体の意見をまとめることが大変です。私はこのプロジェクト内のいくつかのチームのリーダーをしており、将来像を描きながら、全体最適となる落とし所を見つけられるよう日々考えを巡らせています。自分の裁量・コントロールが大きくなることはプレッシャーでもありますが、チームを引っ張る立場の方ができることの幅が大きく、自分には合っていると感じます。クライアントの担当者から「君のおかげで議論を上手くまとめられた」「あなたがいてくれたら安心だ」といった言葉をいただけると、とてもうれしいですね。稼働にはまだしばらく時間がかかりますが、今後も当事者意識をしっかり持って取り組んでいこうと思います。
9:00
始業
1日のミーティング予定とToDoリストを確認し、作業の優先度等を考慮して1日のスケジュールをざっくりと考えます。メールやチャットを確認し、必要に応じてアクションをとります。
9:30
チームメンバーとの朝会
自チームのチームメンバーと、週次定例の朝会をオンラインで実施。作業進捗状況や1週間の予定、課題等を各自共有します。相談事項や作業の中で質問・疑問がある場合は朝会後に打ち合わせをします。
10:00
ミーティング準備
ミーティングで話し合う事項など、議論の流れやゴールを先に決めてから、ミーティングで使用する資料を作成します。
11:00
ミーティング(1)
クライアントとミーティングを行います。ミーティング後は、議事録を作成し、クライアントと双方に認識の齟齬がおきないようにしています。
12:00
昼休憩
出社している自社メンバーとオフィス近くでランチをします。在宅の場合は自炊をしたり、以前から興味があった飲食店の宅配を頼んだりしています。
13:00
ミーティング準備
ミーティングの資料を作成します。必要に応じて社内資料を閲覧したり、社内の有識者にヒアリングをしたりします。また、ミーティングのボリュームが多い場合などは、事前に各社のキーメンバーと認識合わせを実施します。
16:00
ミーティング(2)
自チームの週次の定例ミーティングです。フェーズの終了に向けて遅れや漏れがないように、プロジェクト関係各所のメンバーの意見を交えながら進めていきます。
17:00
上司との夕会
日次での夕会でチームの状況の報連相をします。短い時間ですが気軽に話せる場があることでコミュニケーション不足の解消につながります。
17:15
議事録レビュー・資料作成
議事録をレビューし、関係各所へ展開。次回のミーティング資料や、プロジェクトの報告資料の作成を実施します。他チームとの連携が必要な場合は、適宜確認・共有・依頼をして、手戻りが発生しないように気をつけます。
18:00
終業
本日中に完了しなければいけないタスクがないか確認し、作業のキリのいいタイミングで切り上げます。退勤後は自宅で自己研鑽をしたり、コロナ禍以前は、クライアントと飲みに行ったりすることもありました。
※内容は取材当時(2022年6月)のものです。