クロスインダストリーの発想で
新しい価値を創出し続ける

大本 2015年 キャリア入社

商社・コンシューマービジネスユニット マネージャー

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新たな時代の中で企業変革支援を行う為、コンサルティング業界へ

新卒で入社した専門商社では、約10年間、自動車業界向けのビジネスに携わっていました。当時自動車業界では現在のCaseやMaaSに繋がる変革の兆しが顕在化し、業界の大変革が予見される状態でした。ビジネスを取り巻くプレーヤーが大きく変わり、それに伴うビジネススキームの変革や構築を推進する中で、ビジネス変革といった仕事の重要性を実感したと同時に、今後自動車業界以外でも同様の変化が起こると考え、特定のクライアントに閉じず企業変革支援が可能なコンサルティングファームへの転職を決めました。その中でアビームは、DX推進支援の実績は勿論のこと、机上の空論だけで終わらず実行支援においても最後まで伴走し続けるスタイルである点が決め手となり、入社を決めました。入社当初ドキュメンテーションスキルやプレゼンテーション能力など、業務の目的は同じであれど、アウトプットの品質重視という価値観の違いに慣れない事もありました。ですが、商社ビジネスユニットには商社出身の先輩たちが多く、OJTの中で自分に求められている役割・業務について、理由背景含め丁寧にレクチャーする習慣があり、新しい環境にもスムーズに慣れることができました。

Build Beyond As Oneの精神でクライアントとの信頼関係を構築

商社ビジネスユニットでは、クライアントである商社、そして商社がビジネス展開する幅広い業界でのビジネスモデル変革の支援やデジタル経営基盤の構築など、多岐にわたるサービスを提供しています。私自身は入社して3年ほど、国内外に拠点を持つ商社の基幹システム導入支援に従事し、マネージャー昇格後は主にDX推進プロジェクトに複数携わってきました。長期プロジェクトの場合、クライアントの担当者も入れ替わるため、プロジェクト開始時のコンセプトや経営陣の想いなど根底にある方針は我々の方が理解している事が往々にしてあります。そのような場合は「クライアント以上にクライアントのことを考え続けるのが真の伴走である」という上司の教えにならい、常にクライアント側に立ちながら、クライアントよりも先を読み、少し広い視野で物事を捉えることを心がけてきました。現場レベルでは効率化を実現し、経営陣には新たな気づきや価値を提供していくなかで、先方担当役員から「君はもう、同志のような存在だ」という言葉をかけていただいたことがあり、自分にとって忘れられない経験となりました。

課題解決だけでなく、クライアントが社会に与える価値を見据えたコンサルティングサービスを

商社に勤めていた頃は自社利益に主眼を置いていた為、例えば自分が販売した部品からどのような機能を持った車が完成し、モノづくりを通し社会にどのような影響を与えるのかという視点まで持つことはありませんでしたが、アビームに入社後は、自分が何を成し遂げたかではなく、クライアントのビジネス変革や社会に与える価値に最も関心を寄せるようになりました。また、自身が商社に所属するのではなく、クライアントとして商社と向き合うことで様々な業界につながりを持つことも出来ています。例えば、自動車業界のDXに携わった後にCVS業界のDXというように、新しい領域の仕事に次々と携われるようになり、こうしたキャリアの広がりが実感できる事もアビームの商社ビジネスユニットならではの醍醐味だと考えています。

前例に捉われず、クロスインダストリーでのビジネス創出に挑戦

現在、複数の業界にて大きな再編を予感させる動きが起きつつあり、この先は業界固有の価値観にとらわれない考え方が重要になってくると考えています。「言うは易く、行うは難し」と指摘されるクロスインダストリービジネスですが、これは大きなビジネスチャンスであると考えています。業界や産業の垣根を越え、事業創造を支援するのはアビームが最も得意とする領域である為、業界を繋いで新しいバリューチェーンを牽引していく仕事に挑戦したいと考えています。

メッセージ

アビームのコンサルタントはクライアントを知り、考え尽くすことを何よりも求められます。クライアント自身も常に情報収集に努められているわけですが、それに先んじて、新しい情報をキャッチアップすることが苦にならず、むしろ楽しめるという人はこの仕事に向いていると思います。また、自分が持っている知識にこだわらず、知らないことは有識者に教えを請い、柔軟に知識を吸収し、自分のものにできる人と仕事をしていきたいと考えています。

※内容は取材当時(2022年8月)のものです。