大規模言語モデルを活用した
データ利活用コンサルティングサービス

近年、AI技術の急速な発展とともに、データ活用がビジネスにおける競争力強化のカギを握る重要な要素となっています。
特にChatGPTの登場で話題となった大規模言語モデル（LLM：Large Language Model）は、その高い解析力と自然言語処理能力により、企業のデータ分析や意思決定を効果的にサポートする有力なツールとなりました。しかし、大規模言語モデルの活用には自然言語解析や情報セキュリティ、ガバナンスの専門的な知識やスキルが必要であり、すべての企業が十分に活用できる状況ではありません。アビームコンサルティングは、これまでに培ったAI利活用の知見および業務改革ノウハウを生かした独自の方法論により、AI技術の最先端である大規模言語モデルの安全かつ効果的な活用を支援します。

技術的専門知識やデータ利活用に関する知見の不足に加え、セキュリティやプライバシー、バイアス、倫理、規制といったコンプライアンス面の課題が阻害要因となって、企業内における安全かつ有効な大規模言語モデルの活用が進まない、あるいはコンプライアンス事案を避けるために一律で使用を禁止するなどのケースが散見されます。これにより本来業務の効率と有効性を上げるためのAI技術がその活用の難しさとリスクのために忌避され、生産性向上に対する機会損失となっています。

アビームコンサルティングでは、お客様が抱える大規模言語モデル活用の課題に対し、現状の業務・データ活用状況の把握や活用アイディエーションワークショップの開催から、目的に適したLLMの利用およびカスタマイズの検討・構築、実行プラットフォームの提供、業務活用・運用に伴うコンプライアンス等のガバナンスまでをワンストップでご支援し、想定されるリスクの抑制と期待される成果の実現に貢献します。

アビームコンサルティングは、大規模言語モデル活用の知識に加え、幅広い業界・プロセスの知見を活かした施策を、豊富なAI開発実績とプラットフォームにより効果的かつ効率的に実行します。

1. 本サービスの冒頭、活用アセスメントのフェーズでは、大規模言語モデルの導入アプローチを段階的に進めます。前半ではまず、課題認識を掘り下げ、LLM 活用に期待する成果を定義します。その後成果実現の方針と評価指標の考え方を定義し、実際にLLMを使ったPoCを行うためのデータを収集します。 PoCのフェーズでは、アセスメントフェーズで定義した期待成果に基づいて、プロンプトの設計とモデルチューニングの検討を行います。
2. 次に、プロンプトあるいはチューニングされたモデルによるレスポンスを検証・評価し、必要に応じて設計・チューニングを繰り返します。情報セキュリティやガバナンスの観点から検討を進めます。導入後も、定期的な効果測定や分析を行い、必要に応じて改善を行うことで効果的な運用が可能となるように支援いたします。
3.  並行してガバナンスについて関係部署と協議・調整し、安全で確実な運用に向けた体制の確立を図ります。