ABeamNavi
EVENT REPORT

アビームコンサルティング
マネージャー
丸山 亜紗子
アビームコンサルティング
コンサルタント
中山 裕己哉
2024年2月15日に実施したABeamNavi -vol.2-のイベントレポートをご紹介します。
アビームコンサルティングの現役コンサルタントが語る
自分らしい働き方を実現する、アビームのリアル
性別・年代問わず多様化するライフスタイルや個人のライフステージに応じた両立支援制度が充実しているアビームコンサルティング。育児と仕事の両立、海外での活躍など自分らしくキャリアを歩み続ける2人の現役コンサルタントに制度の活用実態や自分らしい働き方を実現するためのコツについて話を聞いた。
PROFILE
  • 丸山 亜紗子
    丸山 亜紗子まるやま あさこ
    アビームコンサルティング商社・コンシューマービジネスユニット マネージャー
    2012年新卒入社。2017年-2021年には、タイに駐在。
    マネージャー昇格後に産休育休を取得。現在は育児と両立しながら、総合商社のグローバル人材戦略プロジェクトに従事。
  • 中山 裕己哉
    中山 裕己哉なかやま ゆきや
    アビームコンサルティング商社・コンシューマービジネスユニット コンサルタント
    2021年新卒入社。大学では国際社会学科に所属し仏語圏アフリカ地域研究/フランス語を専攻。不動産や食品メーカーへのDX推進プロジェクトに従事。社内活動としてグローバル化推進を図る。
  • グローバルな活躍、仕事と子育ての両立。入社前に思い描いたキャリアを実現。

    • 本日はどうぞよろしくお願いします。まずは、なぜお二人が就職先にアビームを選ばれたのかというところからお話いただけますか?
    • 丸山 大学生の頃、子どもたちに新体操を教えていたのですが、日々成長する彼らの姿を見るのが楽しくて、将来は人や組織の成長を支援する仕事がしたいと考えるようになりました。アビームを選んだのは、クライアントからの信頼が厚く、高いリピート率を獲得していると知ったからです。変革を最後までやり遂げる気概や、さらにそれがお客様から評価されて次に繋がっているという実績を魅力的だと感じました。加えて、いつか海外で活躍したいと考えていたので、ヘッドクオーターが日本にあり、海外駐在などグローバルで活躍できる場があることも決め手になりました。
    • 中山 私は就職活動を始めた頃、業界にこだわっておらず、商社や金融業界なども検討していました。そんな中で、コンサルティング業界を選んだのは、本当の意味で幅広い業界や業種に関わることができ、かつグローバルに活躍できる仕事だと思えたからです。なかでもアビームを選んだ理由は、育成環境や研修制度が一番、充実していそうだったからです。初めて社会に出るにあたり、まずは安心して、社会人としての土台づくりができる環境に身を置きたいと考えていたので、今振り返っても良い選択だったと思います。
    • 入社してからはどのようなご経験をされてきましたか?
    • 丸山 入社6年目に海外駐在の機会を得て、約3年半、タイのバンコクで勤務しました。言葉や文化の壁もあって最初は思いのほか苦労しましたが、現地スタッフへの研修を企画したり、プロジェクトの立ち上げに携わったりと、多くの貴重な経験を積むことができました。現在は仕事と育児を両立しながら、約20名のメンバーを率いるチームリーダーとして、総合商社のクライアントを対象にしたグローバルタレントマネジメントのプロジェクトに携わっています。
    • 中山 私は主にクライアントの業務改革やDX支援を担当していて、商社業界や不動産業界、IT業界など、さまざまな業界のプロジェクトに携わっています。昨年は、海外のオフィスのメンバーと一緒にマレーシアで実施された海外研修にも参加しました。海外では、日本では当たり前だと思っていた“常識”が全然通じない、会話をしていてもなかなか話が噛み合わないという場面がありましたが、入社して間もない時期に、英語力やコンサルティングスキルとは別の、コミュニケーションの根本のようなものに触れられたのはすごく大きな経験でした。
    • 丸山 私も、自分の中にある常識を疑うことができるかどうかは、グローバルで活躍するために欠かせない素養だと思います。若手社員を対象とした研修で早い時期にそれを学んでいて、心強いですね。
    • お二人とも、順調にキャリアを歩んでおられているようですが、丸山さんはタイ駐在中にマネージャーに昇格し、帰国後に産休と育休を取得、昨年から職場復帰されましたよね。さぞ、お忙しかったのではないですか?
    • 丸山 実は自分ではあまりそんな風に感じていなくて…。というのもプロジェクト開始前に、会社からクライアントに対して、育児のために柔軟な働き方が必要なメンバーがアサインされるとしっかり伝えてもらえたので、安心して働くことができました。また、社内においても「チームで動く」という考えが浸透しているおかげで、概ね、これまでと変わらず働けていると思います。
    • そうした企業風土が、女性の産休育休取得率100%、さらには復職率100%という実績に繋がっているわけですね。ちなみにアビームでは男性の育休取得率も年々増加しているそうで、前年度は49.2%。これは全国平均のおよそ3倍だそうです。取得日数も97日と長いですね。丸山さんの周りでも育休を取得されている男性は増えていますか?
      ※2023年4月1日~2024年3月31日実績
    • 丸山 かなり多いと思います。私と同じタイミングで育休を取っていた男性メンバーも2人いました。
    • ちなみに世間では、制度は整っていても男性の育休はまだまだ取りづらいのでは? というイメージも根強く残っているようですが。
    • 丸山 アビームでは男性の育休が取りづらいといったことはありません。ただ、プロジェクトやメンバーの仕事に影響がないわけではありませんから、できるだけ早めに調整を図るという姿勢は大事だと思います。
    • 続いて、中山さんがアビームの制度でこれは良いと思われたものがあれば教えてください。
    • 中山 先ほど話した研修制度の他には、カウンセリング制度を積極的に活用しています。
    • プロジェクトの上司とは別の、所属組織内の上位者がカウンセラーとなり、中長期的なキャリア構築を支援するという制度ですね。どれくらいの頻度で利用されるものなのですか?
    • 中山 月に一度くらい面談を行っています。普段とは異なる視点からアドバイスをもらえるので、自分のキャリアを能動的に作っていく上でとても有効な機会だと考えています。
    • 丸山 カウンセラーには、私も入社以来、海外駐在含めキャリア形成に関する相談に乗っていただいていました。
    • キャリアづくりを考える上で欠かせない制度というわけですね。他にも様々な制度があって、例えば、ワークライフバランスを意識した制度なども充実しているそうですが…。
    • 丸山 そのとおりです。育児や病気療養、介護などの局面で、家庭と仕事が両立できるような支援制度が整っているのはもちろんですが、そうした状況以外にもフレックス制度を活用して、プライベートの時間を大切にしているメンバーが大勢います。
    • フレックス制度は、年次が浅い人たちも利用できるのでしょうか?
    • 中山 もちろん利用できます。当たり前ですが、求められている役割をきちんと果たし、必要な場合は業務調整を行った上で…ということになりますが、1年目でも2年目でも年次に関係なく、自分なりの時間の使い方ができているのではないでしょうか。コンサルタントの特徴かもしれませんが、アビームには、時間管理やタスク管理が得意な人が多いと思います。
  • 自分らしいキャリアづくりのために、学生時代にできることとは

    • 仕事の優先順位を明確にしたり、任せられるところは思い切って任せたりと、一人ひとりが常に仕事の効率化を心がけている組織だからこそ、制度が有効活用され、誰もが自分らしい働き方を選べる環境になっているのだとわかりました。ではここからは学生の皆さんへのアドバイスをお願いしたいと思います。将来、自分らしいキャリアを実現するために早いうちから身につけておくとよいスキルはありますか?
    • 丸山 2つあり、1つ目は様々な経験をしていただきたいと思っています。ビジネスシーンにおいて誰かと信頼関係を構築することは大変重要で、若い頃の経験が多様であればあるほど、将来自分の武器になってくれるはずです。私もクライアントと良好な関係を築く際に何度も助けられました。そして、2つ目は考え抜く力です。日常で何か気になることがあったときに、なぜそうなっているのか、どうしたらもっと良くできるのかといったところまで少し踏み込んで考えてみてください。それは難しい課題でなくて構いません。海外旅行中に知らない文化に触れたときに少し詳しく調べてみたり、ライブで気に入ったアーティストを見つけたらメンバーの背景を深堀してみたり…。そうした習慣を身につけることで、想像力がきっと豊かになります。そして、それは将来を見通す力にも繋がると思います。
    • 中山 丸山さんがおっしゃった考え抜く力とも似ていますが、私は最後までやり抜く力を身につけることが大事だと思います。仕事をしていると、学生時代とは異なるレベルの困難がたくさん降り掛かってきます。そうしたときに思考停止に陥ってしまわないよう、何か障壁に直面したら、回り道をしてもいいので自分なりの答えを出してみるといったことを今から心がけてみてください。もちろん誰かに助けを求めて解決してもいいですし、思い切ってまっすぐ壁にぶつかってみるのもいいかもしれません。とにかく、やれることを全部やってみるというのが大事だと思います。本当に駄目なときは逃げるという選択肢も必要ですが、やり抜くという経験によって培われることがあるということも覚えておいてほしいと思います。
    • ありがとうございました。では、ここからは視聴者の方からの質問にもいくつか答えていただきましょう。まずは中山さんに「今の自分にはこれといった専門知識がないのですが、それでもコンサルタントを目指すことはできますか?」という質問にお答えいただきます。
    • 中山 まったく心配ありません。自分も何か特定のスキルや資格を持っていたわけではないですし、研修制度がしっかりしている会社を選べば大丈夫です。むしろ、プロジェクトを通して学んでいかなければならないことも多いので、そこで成長することが大事だと思います。ただ、丸山さんが話していたように学生時代は特別なことでなくてもよいので、たくさんの経験を積むよう心がけることも重要です。
    • では続きまして、丸山さん。「プロジェクトやキャリアの方向性はどのように決まっていくのでしょうか?」という質問に答えていただけますでしょうか。
    • 丸山 基本的には、カウンセラーやプロジェクトの上司と相談しながら決めていきます。会社から決められたものを与えられるというわけではなく、いくつかある選択肢の中から、自分の興味関心や、挑戦したいことを選んでいくことになりますので、自分の考えを伝えられるようにしておく必要があります。
    • ちなみに今のキャリアは学生時代に思い描いていたとおりになっていますか?
    • 丸山 いえいえ。正直、入社前に具体的にこういうことがしたいというのは持てていませんでした。例えば、経験を積んでいく中で今の自分には立ち上げフェーズの経験が必要そうだとか、実行フェーズをもっと経験してみたいといったようにプロジェクトが終わって次のプロジェクトに移っていく際、自身が取り組みたいことを都度ピックアップして、文字通り自分らしいキャリアを作りあげているところです。
    • 続いて、これはお二人に質問です。仕事をする上で大事にされていることは何ですか?
    • 中山 スピード感を持って仕事をすることを大事にしています。分からないときも悩みすぎず、簡単でもいいのでまず自分なりの答えを出す。ファーストリアクションは特にスピーディに行うことを心がけていますね。
    • 丸山 私は誠実であることを意識しています。クライアントに質問されて、自分の知らないこと、分からないことがあったときに、正直にそれを認める。つい、できますと言いたくなる気持ちを抑えるように努めています。もちろん、「答えられません」ではなく、わからないことはすぐに調べ、社内の知見があるメンバーにも助言を仰ぎ回答する。そこまで含めた誠実さを大事にしたいと思っています。
    • スピーディに、そして誠実に…こうした姿勢が、クライアントからの信頼、そして高いリピート率に繋がっているわけですね。では、最後にお2人の今後のキャリアについて展望をお聞かせください。
    • 中山 丸山さんのようにクライアントからも会社からも信頼されるコンサルタントになって、海外赴任に選ばれるような存在になりたいと思っています。
    • 丸山 今、私は後輩たちの育成に最も重きを置いているので、一緒に働くプロジェクトメンバー全員が良い環境でモチベーションを保ちながら働ける環境づくりに努めていきたいと考えています。
    • ありがとうございました。お二人の話を聞いて、学生の皆さんも自分らしいキャリアのつくり方のヒントが得られたのではないでしょうか。また、アビームの会社の雰囲気を知っていただくことができたのではないかと思います。本日はどうもありがとうございました。