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- 【イベント】「企業が求められる事業ポートフォリオ変革の原動力となる人的資本経営」セミナー、オンデマンド配信を開始
- 【インサイト】ROIC経営の実効性向上を阻む7つの“溝”と解決の道筋
- 【インサイト】日本型チェンジマネジメント実現に向けた5つの要諦~現場を変えるのではなくマネジメント層が変わる、自分事チェンジマネジメントへ~
- 【書籍】【プレスリリース】 書籍『人材マテリアリティ 選択と集中による人的資本経営』発売
- 【インサイト】 「事業ポートフォリオ変革と社内外への人的資本への魅力訴求に関する実態調査」から見えるエンプロイヤーブランディングの重要性
- 【掲載情報】事業戦略を実現する自律型ワクワク組織の作り方~フェアネスとエンゲージメントを柱とするオリンパスの挑戦(日本の人事部「HRカンファレンス」)※外部サイトに遷移します
人的資本経営とは
形式上の人的情報開示にとどまらない実践を伴った人的資本の価値向上の取り組み
企業価値を左右する重要因子が有形資本から非財務領域である無形資本へとシフトしている昨今、企業活動の中核を担う「人材」に積極的に投資することで中長期的な価値創造を目指す「人的資本経営」への関心が高まっています。
またグローバルで人的資本の情報開示の義務化が進む中、日本国内でも有価証券報告書への記載や、政府による「人的資本可視化指針」の公表など、開示に向けた動きが急速に活発化し、対応を進めている企業が増えています。
しかしながら、本質的に企業価値を向上していくためには情報開示に留まらず、人材価値を最大限に引き上げるための「実践」を伴った人的資本経営を目指す必要があります。内部的に人的資本情報のKPI管理を行い、その投資対効果をモニタリングしながら、人的資本に継続的な投資を行っていくことこそが真に人的資本の価値、ひいては企業価値を向上させるのです。
関連インサイト:人的資本経営が重視される理由と実現に向けたポイント
人的資本経営の全体像
「事業戦略との連動」「基盤づくり」「ステークホルダーとの対話」が推進の三本柱
アビームコンサルティングが実施した日本における人的資本経営の取り組み状況と課題に関する調査の結果から、人的資本経営の推進には3つの要素が重要であることが判明しました。
一つ目は「事業戦略との連動」です。事業戦略と人材戦略・施策をつなぐために、人材マテリアリティ(重要課題)の設定、施策の効果を測るためのKGI・KPIの設定が必要になります。
次に、「基盤づくり」です。効果的な施策遂行のために業務・データ収集の基盤をデジタル化すること、その推進を担う人材の確保が重要です。
最後に「ステークホルダーとの対話」です。投資家のみならず、取締役会、顧客、従業員、労働市場と多様なステークホルダーに対して、人的資本経営の取り組みを説明し、魅力を伝えていくことなしに企業価値の向上は望めません。
この3つが、人的資本経営を形式上の情報開示に終わらせず、実践を伴う企業価値の向上につなげるための「推進の三本柱」です。
人的資本経営を実現するソリューション体系
デジタライゼーションを核とし戦略から対話まで共に創り上げる総合的サービス
推進の三本柱に取り組むにあたり、企業は戦略・企画・実行・対話といった各ステップにおいて様々な悩みを抱えています。例えば、事業と連携した自社固有の課題・指標をどのように設定すれば良いのか、どのようにデジタルを活用して自社ならではの効果的な施策を立案・実行すれば良いのかなどです。
アビームコンサルティングはこのような課題を総合的に解決するため、「人的資本経営コンサルティングサービス」を提供しています。サービスのご提供にあたっては、日本/アジア発のコンサルティングファームとして、海外の事例をそのまま導入するのではなく、日本の独自性を考慮し、なおかつグローバルで通用するあり方を議論します。またクラウドやAIの活用を通したデジタライゼーションを推進し、多様化する従業員一人一人にパーソナライズされた効果的かつ独自の施策を実現します。
アビームコンサルティングはこれらのサービスを通して、クライアントと共に、多様な人材がエンゲージメント高く、いきいきとイノベーションを生み出していく組織作りを実現します。そして、それらを通して、人的資本経営を実現し、企業価値を高めることに貢献していきます。
提供サービス
ソリューション内容
- ■事業・従業員・労働市場・投資家の視点での課題整理から、クライアント「ならでは」の人材マテリアリティ定義・人材戦略策定・人材ポートフォリオ策定・KGI設定を支援
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■人材戦略に基づく施策立案・目標(KPI)の設定を支援
■それと同時に、施策有効性を論理的根拠(議論)だけでなく統計的根拠(データ解析)の両面で評価し、適正な施策優先順位の設定を支援
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■自社の事業特性を勘案し、人材戦略達成のための差別化を図る人事制度・施策の立案を支援
■また、実現に際しての、事業部門を巻き込んだ推進・チェンジマネジメントまで一貫して支援
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■自社の諸元となるデータを整理のうえ、KPIの実現可能なモニタリングプロセスを設計を支援
■現状からプロセスの高度化・効率化に寄与するIT基盤のあるべきを、構想から実現まで一貫して支援
- ■自社固有の人事施策を推進するにあたっての高度化・効率化を図る人事DXのあるべきを、現状からのギャップと優先順位を整理のうえ、構想から実現まで支援
- ■人事DXを推進するにあたっての、CHRO(最高人事責任者)組織内のスキル・要員ギャップを整理し、あるべき組織像の設計から、必要人材の育成まで一貫して支援
- ■統合報告書で語るべき、自社ならではの人的資本経営の取組について、人材マテリアリティから施策まで連動した魅力的なストーリーと効果的な開示KGIの策定を支援
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■エンゲージメント向上のターゲット従業員層、施策を統計的分析を用いて、優先順位付けも含めて立案を支援
■構想立案からサーベイ実施、KPI定義、モニタリング推進まで一貫して支援
- ■労働市場へのブランディングにあたって、人事主導ではなく、事業を担う自社社員が企業の魅力を理解し、必要とする人材(求人内容)を言語化し、社外発信できる風土を醸成する施策の立案を支援