企業の業務プラットフォームをワンストップで提供する「ABeam Cloud」提供開始~豊富な業種・業務ソリューションとテクノロジーを結集し、クラウドを活用した企業の経営基盤をフルサポート~

アビームコンサルティング株式会社

アビームコンサルティング株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:岩澤 俊典)は、豊富な業種・業務ソリューションをスモールスタートで利用可能なSaaS型のサービス「ABeam Cloud」の提供を開始します。

経済のグローバル化や競争環境が厳しさを増す中、企業においては持続的な成長と変革を推進するため、業務プロセスの高度化やビジネスの変化に即時に対応できるITシステムを構築する必要に迫られています。IT資産に対する投資負担の軽減と柔軟性を向上させるクラウドサービスは、多くの企業において活用の検討や一部のシステムで既に導入が進んでいます。業務システムにおけるクラウド活用が本格的に普及しつつある現在、企業においては、複雑多岐にわたるシステム全体の品質・コストを的確に見極めながら、グローバルレベルでのM&A、拠点新設・統廃合や新規事業進出などビジネスの変化にスピーディに対応できる新しい運用管理が求められています。

「ABeam Cloud」は、アビームコンサルティングがこれまで様々な業界・業種へのコンサルティングサービスで培ったテンプレートや業務アプリケーション群を、国内外のクラウドベンダーが提供する基盤(※1)をベースとして利用できるSaaS型のサービスです。加えて最新のテクノロジーや動向に精通したアビームコンサルティングが国内外から厳選したテクノロジー群(※2)の利用や保守・運用もサービスに含まれています。

これにより、企業はIT資産を所有することなく「低い初期コスト」、「短期間でのシステム導入」を実現しながら、それぞれの業種や業務におけるベストプラクティスをベースにしたサービスを、コンサルティングサービスを通じて活用できるようになります。また、これまでマルチベンダーになりがちであったアプリケーションやソフトウェアライセンス、そしてクラウドプラットフォームのインテグレーションを一括して請け負うことで、企業のIT担当者の煩雑さをなくし、月額・従量型の課金形態での利用が可能になります。加えて、ITの保守・運用費がサービスに含まれるため、自社で専門のIT要員を抱える必要がなく、経営基盤のフルサービスをワンストップで利用することができるようになります。

「ABeam Cloud」にて提供される主なサービスは以下の通りです。

「ABeam Cloud」提供サービス概要
① 業種別テンプレートをクラウドにて提供
アビームコンサルティングが保有する業種別のテンプレートをクラウドにて提供します。

■ 新サービス
「ABeam Cloud Trading Solution」
三井情報株式会社が提供する「MKI Trade Suite」(※3)をベースに、アビームコンサルティングが保有する商社・卸およびメーカー販売会社に関する業務知見、システム導入に関するノウハウ、グローバル展開における国別要件および導入アプローチを活用して、クラウドにより短納期、低コストで基幹業務システムの構築・導入・展開を行うことが可能です。

■ 既存サービス
「アビーム不動産管理ソリューション(ABeam Cloud RE Solution/略称:ACRES)」
SAPジャパン株式会社が提供する基幹業務ソフトウェア「SAP® ERP」をベースに、アビームコンサルティングが長年培ってきた不動産業界への知見や業務改革支援の経験に基づいて開発したソリューションで、経営に関わる全ての不動産の情報を集約し、同一基準のもとで評価することを可能にするサービスです。本サービスの活用により、大きな投資をすることなく低コスト、短期間で不動産管理業務の土台を構築することが可能です。

② 機能別サービスをクラウドにて提供
アビームコンサルティングが企業の日常業務を標準化するために開発した「倉庫管理」「顧客・料金管理」「需給改革」「CMS(資金管理)」「間接費管理」に関するテンプレートをクラウドにて提供します。

■ 新サービス
「WFM(Workforce Management)クラウドサービス」
倉庫の運営効率化のために重要な人員管理・コスト管理を支援するソリューションです。運営管理者の計画・管理業務の負荷低減と高度化、モバイルデバイスを活用した作業支援による生産性向上、工程・人別生産性・コスト見える化によるコスト削減活動の推進をします。人員計画から作業支援、実績管理までを一貫して支援するEnterprise版、勤怠・日報管理に特化したEntry版の2形態で提供します。

「顧客・料金管理ソリューション」
提携パートナーのBearingPoint社(本社:フランス)の100%子会社:Infonova社(本社:オーストリア)が開発したマルチテナント型の顧客・料金管理ソリューションである、Infonova R6を日本語化しクラウドサービスとして提供します。卸売や複合型ビジネスにも対応しており、機器連動(M2M)も可能な先進的なCRMシステムとして、IT・通信・ユーティリティー・流通・保険・金融等のサービス業や製造業などの“サービス事業基盤”として安価に適用可能です。

■ 既存サービス
「需給クラウドサービス」
需給改革支援の知見に基づき開発した「需給テンプレート」を、SaaS型で提供し、在庫/廃棄ロスの削減や需給業務の標準化/省力化を支援するサービスです。本サービスを活用することで、IT資産を所有せずに、低コスト、短期間に需給改革の土台を構築することが可能です。

「CMSクラウドサービス」
グループ資金の一元管理による財務体質の改善、および資金管理業務の標準化を支援する国内向けのCMSサービスです。CMSに関する豊富なコンサルティング経験をベースに、特定の銀行に依存しない利用企業本位のマルチバンク対応の設計思想での開発を行っており、利用企業の取引状況に合わせた導入が可能です。

「間接費管理(株式会社コンカーとの協業によるクラウドサービス基盤の活用)」
間接費の最適化を支援する「ABeam Innovative Cost Optimization Solutions(以下、ABeam ICOS)」に、コンカー社のクラウドサービスを加えた間接費マネジメントシステムの構築を強化しました。間接費マネジメントを企業内の仕組みとして定着させるための包括的なサービスを提供します。

今後、「ABeam Cloud」提供サービスの更なる拡充を推し進めると同時に、業務の効率化や情報システムコストの削減を目指す企業を対象に、初年度で20社への導入を目標としています。

以上

  • ※1 アマゾン ウェブ サービス(AWS)、Microsoft® Azure™、IIJ GIOサービスなど国内外のクラウドベンダーが提供するプラットフォームを、お客様に最適な形で選定し提案します。

  • ※2 アップグレードや運用保守の負荷軽減、デバイスマネジメント、監視、テストなど、システムを安定・効率的に稼動するために効果的な各種ツールを用意。

  • ※3 「MKI Trade Suite」:三井情報株式会社株式会社が提供する商社・卸・メーカー販け向け基幹システムテンプレート。業態特有の諸掛機能、為替予約等業務機能、多言語、24時間365日運用に対応し、約40か国への導入実績を持つ。

  • ※ アビーム、ABeam及びそのロゴは、アビームコンサルティング株式会社の日本その他の国における登録商標です。

  • ※ 本文に記載されている会社名及び製品名は各社の商号、商標または登録商標です。

アビームコンサルティング株式会社について

アビームコンサルティングは、アジアを中心とした海外ネットワークを通じ、それぞれの国や地域に即したグローバル・サービスを提供している総合マネジメントコンサルティングファームです。戦略、 BPR、IT、組織・人事、アウトソーシングなどの専門知識と、豊富な経験を持つ約 4,700 名のプロフェッショナルを有し、金融、製造、流通、エネルギー、情報通信、パブリックなどの分野を担う企業、組織に対し幅広いコンサルティングサービスを提供しています。
ホームページ:https://www.abeam.com/jp/

本件に関するお問い合わせ先

アビームコンサルティング株式会社
経営企画グループ コーポレート・コミュニケーションユニット
マネージャー 樺澤わかな
TEL:03-6700-8227、080-2003-1833  FAX: 03-6700-8145
E-mail: wkabasawa@abeam.com

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