NEC Corporation of America (NECAM)
Customer Profile
- 会社名
- NEC Corporation of America
- 所在地
- 6535 North State Highway 161, Irving,Texas 75039, U.S.A.
- 創業
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2006年7月1日
- 事業内容
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IT(情報技術)とネットワーク技術を核に、 幅広い製品とサービスを提供
※会社名、肩書き、役職等は取材時のものです。
東京発のグローバル標準化―
“One NEC”に向けた経営改革プロジェクトが、米国をはじめ世界各地の拠点で続々と展開中。
世界有数の電機メーカーである日本電気株式会社(以下、 NEC)は、グループ一体での経営改革を進めている。
その一環として、米国の子会社NEC Corporation of America社(以下、NECAM)のSAP® ERPシステムを先行的に刷新した。その目的は2つ。アジアをはじめ世界各地のNEC子会社のERPシステムを刷新し、本社主導で一元化するためのテンプレートを展開すること。そして、複数の子会社を統合して設立されたNECAM内に並立・重複していたERPシステムを統合し、“One Company”を実現すること。その最終的な目標は、One NEC”のビジョンにもとづくリアルタイムのグローバル経営管理である。プロジェクトは日米にまたがるスケールの大きなものとなった。
プロジェクト概要
課題
- 日本で構築したグローバル標準プロセスをベースに、NEC各海外子会社への展開に向けた標準テンプレート システムの構築
- 経営の「見える化」で、本社主導の経営管理を強化
- 全ビジネスユニットを通じた業務プロセスの標準化
- US子会社間で異なるERPの一本化
ソリューション
- SAP® ERP Central Component (SAP ECC) 6.0の導入により、会計、財務、営業、購買、流通の管理・業務の「見える化」を 実現
- 現地法人のメンバーも加えたCOE(Centers of Excellence)の設置と、COEによる標準化管理
- プロジェクトの可視化・トラッキングを目的としたSAP® Solution Managerの導入と活用
成功のポイント
- 本社のガバナンスの徹底とCOE設置による徹底的な標準化管理
- NEC本社との緊密な連携と情報共有
- NECAM経営陣の強力なコミットメント
- 推進委員会への全部署の参画と「ビジネスプロセスチャンピオン」の設置
- 国境を越えて編成されたプロジェクトチーム
Story
実際、日本の“標準”が海外で通用するはずがない、という冷ややかな空気がありました。しかし、グローバルで守るべき制度・ルールは、本来、本社で決めなければいけません。
辻孝夫氏
General Manager Management Information Systems Division
NEC Corporation