『地域金融機関の合併の実務
-これからの経営統合・合併を考える』刊行
~地域金融機関の合併の勘所と実践的ノウハウを明らかに~
アビームコンサルティング株式会社
サインポスト株式会社
アビームコンサルティング株式会社(代表取締役社長 岩澤 俊典、東京都千代田区、以下 アビームコンサルティング)と、サインポスト株式会社 (代表取締役社長 蒲原 寧、東京都中央区、以下サインポスト)は、書籍『地域金融機関の合弁の実務 -これからの経営統合・合併を考える』が本日12月20日(金)に金融財政事情研究会(きんざい社)より刊行されたことをお知らせします。
国内の金融機関は、人口減少やマイナス金利政策の長期化、デジタルテクノロジーを活用した異業種企業の参入といった様々な社会背景により、経営戦略の見直しを迫られています。なかでも地域密着型の金融サービスを主軸とする地域金融機関は、さらなるサービスの拡充や顧客接点の拡大を通じた地域へのより一層の貢献が期待されており、経営効率向上や競争力強化を目指す動きが加速しています。このような環境下、経営統合・合併では、経営のあらゆる側面への影響を考慮し、高度かつ迅速な判断が求められる一方、地方金融機関は経営統合や合併の経験は少なく、計画の策定や実行に向けたノウハウも蓄積されていないといった課題があります。
本書では、まず地域金融機関の経営統合・合併の背景や変遷を概観し、そのパターンを組織別・地域別に解説、それぞれのパターンについて「統合までのスピード」「シナジー効果の実現性」「設立にかかるコスト」等からその特徴を捉え、地域金融機関の経営統合・合併における狙いを整理しています。その上で、これまでに地域金融機関の経営統合・合併を数多く支援してきた両社の知見を結集し、合併戦略の立案から計画策定、組織や商品サービス、システムの統合、移行といった実務について、具体的な手法や勘所を紹介しています。さらには、今後、経営統合・合併を志向する金融機関が考慮すべきデジタル時代への対応について考察し、地方創生の一翼を担う地域金融機関が歩むべき道を示唆する一冊となっています。
<出版概要>
書 名 :地域金融機関の合併の実務 -これからの経営統合・合併を考える
著 者 :アビームコンサルティング 大野 晃
サインポスト 西島 康隆
仕 様 :181ページ
発行日 :2019年12月20日(金)
価 格 :2,800円(税別)
発行元 :一般社団法人 金融財政事情研究会
ISBN13 :978-4-322-13513-8
<目次>
第1章 地域金融機関を取り巻く経営環境 | ||
第2章 平成における地域金融機関の経営統合・合併 | ||
1 地方銀行業界の再編 | ||
2 信用金庫・信用組合の再編 | ||
3 地域別の再編状況 | ||
⑴ | 北海道・東北・北陸 | |
⑵ | 関 東 | |
⑶ | 中部・近畿 | |
⑷ | 中国・四国 | |
⑸ | 九州・沖縄 | |
第3章 地域金融機関の経営統合における主な特徴や留意点 | ||
1 経営統合・合併のパターンと特徴 | ||
2 システム統合方針検討における留意点 | ||
⑴ | 銀行システム統合の特徴 | |
⑵ | 銀行システム統合の主な検討論点 | |
⑶ | 基幹系システム選定の留意点 | |
⑷ | システム統合スケジュール検討の留意点 | |
コラム❶こんなに違う『システム「移行」とシステム「統合」』 | ||
3 事務統合方針検討における留意点 | ||
⑴ | 銀行事務統合の特徴 | |
⑵ | 事例にみる事務統合方針の考え方 | |
4 統合に伴う対話の留意点 | ||
⑴ | 顧客・取引先との対話 | |
⑵ | 役職員との対話 | |
⑶ | 市場・株主との対話 | |
⑷ | 当局との対話 | |
5 主な法制度上の対応 | ||
第4章 合併プロジェクトの実務 | ||
1 計画の策定 | ||
⑴ | 合併計画の全体像 | |
⑵ | 合併方針 | |
⑶ | 合併タスクとスケジュール | |
コラム❷『部門横断タスクにご用心』 | ||
⑷ | 合併プロジェクト体制 | |
コラム❸『プロジェクト体制とプロジェクト拠点は早く決めよう』 | ||
⑸ | プロジェクト予算管理の考え方 | |
⑹ | プロジェクト管理の考え方 | |
2 組織・業務の統合対応 | ||
コラム❹『甘く見るな、店番・店名変更』 | ||
3 商品・サービスの統合対応 | ||
4 銀行システムの統合対応 | ||
⑴ | システム統合の対象範囲 | |
⑵ | 元帳移行 | |
⑶ | 勘定系システム対応 | |
コラム❺『魔法の言葉?現行どおり』 | ||
⑷ | 情報系システム対応 | |
⑸ | チャネル系システム対応 | |
⑹ | サブシステム対応 | |
⑺ | システム移行 | |
5 銀行事務の統合対応 | ||
6 合併・システム統合に伴う顧客対応 | ||
7 移行リハーサル・移行対応 | ||
コラム❻『移行本部の設置』 | ||
8 プロジェクト管理 | ||
コラム❼『判定するということ』 | ||
コラム❽『PMOって結局何?』 | ||
第5章 これからの銀行合併における考察 | ||
1 デジタル時代を迎えるなかでの合併 | ||
2 不確実な時代における合併 | ||
あとがきにかえて | ||
用語解説 | ||
参考文献 | ||
〈巻末資料〉 システム統合リスク管理態勢に関する考え方・着眼点 | ||
(詳細編) | ||
謝 辞 |
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