データサイエンスを起点に、新規事業創出や業務改革を支援

本格活用の時代を迎えているAIなどのデータサイエンス。時代の新しいビジョンを探り、AI、IoTに深い知見を持つシニアマネージャーを紹介します。

 

K.K

Experiences in ABeam ~ Impressive Project~

デジタルデータの活用が、今後のビジネス拡大の最大の鍵

K.K

私の所属では、AIやIoTなどの技術とデジタルデータを活用した新規事業・サービスの立ち上げを支援しています。具体的には、データの掛け算による可能性を、ユーザーニーズを取り込んだ新しい価値に創造し、社会課題の解決にまでつなげていくことを目指しています。

私はデジタルデータ活用の高度化(データを可視化することで新たな可能性と価値を創造すること)を専門としています。

データは「第5の生産要素」と言われ、非競合的で非枯渇的で、かつ自然繁殖型であるという特性を備えています。加えてデータは、ゼロに近いコストで無限に複製したり共有したり、複数目的で同時に使用することもできます。消耗し尽くすということがなく、使い道があればあるだけ、その価値が上がるのがデータの特長です。今の時代にビジネスで成功している多くの企業は、デジタルデータの経済的特性を最大限に活用しているともいえるでしょう。
データから新たな事業・サービス・収益源を創造するためには、抽出したデータからどのような「インサイト」を導き出すかが鍵になります。しかし、多くの企業では、ここがまだ十分にハンドリングできていません。その理由として、組織自体が産業別に対応するように形成されていることが多く、全社横断的にデータにアプローチしていく経験が不足しているためです。さらに、デザイン思考(人間中心主義で共感的)とデータサイエンス(データ資産起点で論理的)を融合させるために、「デザイン思考をデータサイエンスで深化させる」「データ活用をデザイン思考で飛躍させる」といった手法が成果を生み出し始めていますが、こうした取り組みへの知見も十分に浸透していないのが現状です。

私が考えるアビームの使命とは、「データの掛け算による可能性」をベースに、新たなエコシステムの構築やビジネスモデルの変革を通じて、社会にインパクトを与える波を生み出し続けることです。それが、社会変革アクセラレーターのあるべき姿であると考え、現在はプロジェクトの推進に注力しています。

Why ABeam ?

社会変革アクセラレーターとしてのコンサルティング

理学系の大学院卒業後、日系のIT企業に入社し、2014年からは3年ほどベトナムに駐在しました。
現地スタッフによるデータの分析・活用の自走化をリードできたことで、十分な成果を上げることができたと自負しています。しかし、お客様の業務を変革するプランやシステムの提案に関しては、正直なところ胸を張れる成果は出せませんでした。システム導入の提案に留まってしまっていたことから、「そのシステムを導入するよりも、トラック一台を買った方が売上は増えるよ」とお客様に突き返されたことは今でも覚えています。自分の分析や提案の視野が狭いため、お客様に価値を十分に提供できていないのだと力不足を深く自覚させられる赴任となりました。

ベトナム赴任を経たことで、当時ニーズが高まっていたAIやIoTを活用し、お客様のトップラインの伸長に貢献できる新規事業やサービスを提案できる人材になりたいと考え始めるようになりました。そして、それを大きな視野を持って実践するために、夜間の経営大学院に入学しMBAを取得しました。プライベートでは同時期に出産もあり大変な日々でしたが、大学院での学びを経て、俯瞰的に物事を発想するスキルが身に付いたと感じました。
その後、私がお客様の手足となって支援するだけでは、お客様へ提供できる価値には限界があると考え、外資系ITアドバイザリ企業に転職しました。そこでは、お客様にとって最適なビジョンの示し方を学ぶことができました。

そして、デジタルテクノロジーとビジョンを創造するスキルを掛け合わせたコンサルティングによって、社会に対する価値を提供していきたいと思い、2022年にアビームに入社しました。アビームは、社会変革を見据えた提案から実行まで支援する「創造的パートナー」を目指しており、私自身の挑戦とも重なるものでした。

Future ~Growth Story~

日本のポテンシャルを最大限に発揮させるためには

K.K

私自身の今後の目標として、「Thought Leadership」「Unlocking Potential」「Leaving a better world」の3つを実現できる人材を目指していきたいと考えています。
1つ目の「Thought Leadership」とは、自身が新たな世界観や気づきを提示できること、またそうした人材を育成できることです。「10番目の男」という寓話があります。9人が同じ結論を出したならば、10人目は必ず9人とは異なる、それらを反駁する仮説を提示しなければならない、というものです。データ活用におけるハイレベルなアジェンダセッティングは、まさに「10番目の男」の能力なくして実現できないと考えています。

2つ目の「Unlocking Potential」とは、個人から組織、国に至るまで、あらゆるステークホルダーのポテンシャルを最大限に引き出し、貢献していくことです。
3つ目の「Leaving a better world」とは、次世代に、より良い未来を引き継ぐ、50年後、100年後を見え据えた未来志向のコンサルティングを実施することです。

おそらくこの先AIを駆使するようになっても、商品やサービスは、コモディティ化していくであろうと考えています。とはいえ、コモディティ化を避けるための「全体をデザインするスキル」や「データを洞察するスキル」など、その課題を解決する手法はたくさんあります。私はこれらのスキルをAIやIoT活用の領域で最先端であるアメリカで習得していきたいと考えています。
アビームでは、アメリカのプロジェクトに携わるチャンスがあります。これらを経験することで、少子高齢化などの社会課題に対して、アメリカの強みであるIT領域を駆使してどのように解決していくのかを学んでいきたいです。また、その貴重な経験をデジタル領域ではポテンシャルを十分に発揮できていない日本に還元していくことで、次世代に対してより良い未来を引き継いでいけると考えています。

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