グローバル展開におけるガバナンスと事業ポートフォリオマネジメントの強化

多くの食品メーカーがグローバル展開を行っている一方、真のグローバル企業と呼べる企業はまだ一部で、多くの企業が試行錯誤しながら活路を模索している現状があります。
グローバル展開では、グローバルガバナンスポリシーの導入やリスクマネジメントに留まらない、海外子会社を含めたグローバル全体でのサプライチェーンの最適化がまず肝要です。特にローカル対応が必要となる食品業界においては、事業の状況と市場の魅力を中長期的な視点から分析し、海外子会社を後方支援するのか、画一的にガバナンスを利かせるのかなど、メリハリをつけたマネジメントが求められます。
さらに昨今のCOVID-19の影響も伴い、グローバルにおける事業ポートフォリオの見直しを迫られている食品メーカーは多数あります。その際、ポートフォリオ自体の視点と、事業リスクの予兆を察知し、迅速・柔軟にポートフォリオを組み替えられる仕組みの視点から、マネジメントを見直す必要があります。
ガバナンスや事業ポートマネジメントの強化においては、グローバル戦略の策定はさることながら、仕組みやプロセスを合わせて検討しなければなりません。
アビームコンサルティングは食品業界のグローバル展開の推進を強力に支援します。