需給業務BPR
需給業務における課題
近年外的要因によるコスト上昇圧力が強まっており、経営層の求める「コスト削減」は、その達成が困難な状況にあります。一方で、製品の多様化やライフサイクルの短縮化により、需給業務はより高度・複雑になってきています。
また、変化の激しいビジネス環境下において、トップダウンでの計画変更がタイムリーに現場へ連携しづらいなど経営層が抱える課題も急増しています。
これらの需給課題を、アビームコンサルティングは様々なアプローチを取ることで解決に導きます。
<課題から抽出される改革テーマ>
1. 需給業務の標準化/省力化
2. 計画サイクルの短期化
3. 営業情報の連携による計画精度向上
4. 各種計画の自動連携と”生販在”の見える化
5. 関連部門の役割見直し(組織改革)
6. マルチシナリオを想定した計画シミュレーション
7. KPIを見える化し、PDCAサイクルの定着
需給業務BPR
関係部門の多い需給改革を着実に遂行するのは容易ではありません。一足飛びに実現を目指すのではなく、着実にコスト削減を進めていくことが重要です。
アビームコンサルティングは各社状況に合わせた最適なロードマップを描き、その改革が着実に遂行し効果が創出されるまで、継続した改革の支援を行います。
<BPR支援の一例>
・『需給アセスメントサービス』による課題整理と施策提案
・『日本型S&OPの導入支援』による経営課題の解消
・需給専門組織の立ち上げ、関連部門の責任権限の見直し
・新業務フローの策定、新業務の定着支援
・KPI(重要業績評価指標)の見える化、及び業務改善のPDCAサイクル化の定着支援
需給業務BPRにおけるサービス概要
<需給アセスメントサービス>
自社業務の潜在的な課題を客観的・網羅的に把握することは容易ではありません。
アビームコンサルティングではこれまでの需給改革の経験をもとに、貴社における課題の整理や潜在課題を明らかにし、改善施策の提案をいたします。
需給改革実現のための『クイック構想策定』に加え、定性・定量の両側面で課題分析の確度を向上させるために『需給業務レベル診断』や『在庫アセスメント』といったソリューションをご用意しております。
・クイック構想策定
課題の整理と具体的な将来像の検討を行い、需給改革実現に向けたロードマップまで策定します。
・需給業務レベル診断
これまでのコンサルティングサービスから得た豊富なナレッジ・ノウハウからヒアリング内容を定量的に分析し、貴社の需給業務レベルを診断致します。
・在庫アセスメント
“在庫”は経営指標の中でも重要な指標と認識しています。在庫アセスメントサービスでは、実データを用いてシミュレーションを行い、改善施策の効果を試算します。算出結果を元に改善施策を提案します。
<S&OP(Sales and Operations Planning)導入支援>
欧米・台韓企業はトップダウン型の組織により、「S&OP」を積極的に導入し、事業運営を加速しています。しかしながら、日本企業に「S&OP」を導入するにあたっては、経営の強さ(意思決定スピード)を核とした欧米・台韓企業と、現場の強さ(柔軟性/正確性)を核とした日本企業の違いを考慮する必要があります。
アビームコンサルティングは、トップダウンではなく「すり合わせ」を得意とする日本企業の風土を活かした、フラットな「S&OPブレインチーム」が旗振り役となる「日本型S&OP」を提唱します。