社員インタビュー 伊東佳奈子

真のグローバルプレイヤーをめざしてシンガポールで研修中

社員インタビュー 伊東佳奈子

伊東 佳奈子
Kanako Ito

プロセス&テクノロジービジネスユニット
FMCセクター
シニアコンサルタント
(2009年 新卒入社)

Global Training Assignment (GTA)制度を利用してシンガポールに渡航

私は、「世界中どこに行っても仕事ができるグローバルプレイヤーになりたい」、「女性としても輝きながら働きたい」という思いを抱えて就職活動をしていた時に、アビームを知りました。決め手となったのは、アジア発のグローバルファームであること、次世代認定マーク(くるみんマーク)を取得していること、社内に活躍している女性がいることなどです。
入社後は、金融機関の海外事務フローの改革や、決算業務の早期化のプロジェクトなど、金融を軸に様々な案件を担当してきました。

私は現在、シンガポールに渡航して、金融機関のシステム導入のプロジェクト推進を担当しています。グローバルプレイヤーになりたいと思いアビームに入社した私ですが、入社1年目でオーストラリアのシドニーに1ヵ月半滞在したときは、英語が思うように話せず、仕事の知識も足りず、理想と現実のギャップに直面しました。
そこで思うように成果を出せなかった悔しさもあり、いつかもう一度海外案件に携わりたいという思いを強く感じていたため、その後は、自身の語学スキルアップに向けて、海外の経済誌購読や、通信教育での学習を続けていました。

そんなとき、GTA制度が導入されました。英語の勉強は続けていたものの、ビジネスで通用するレベルに達しているのか不安だったことや、当時所属していたプロジェクトの恵まれた環境から、新しい環境にチャレンジすることに伴う苦労を避ける気持ちから、無意識のうちに応募しない自分を正当化し、応募をためらっていました。
そんな中、お世話になった先輩の「グローバルプレイヤーになりたいという気持ちは、その程度だったの?」という言葉に触発され、応募を決意しました。

多国籍の同僚と、国境を越えたプロジェクトに携わる

シンガポールで関与しているプロジェクトのメンバーには、シンガポール、ベトナム、インド、マレーシア、フィリピン、欧米系など様々な国籍のスタッフがいます。シンガポールに常駐しているメンバーだけでなく、システム導入先であるベトナム支店、パキスタン支店、プロジェクトオーナーである日本のスタッフを巻き込みながら、プロジェクトに携わっています。
複数国をまたがる業務は、時差や休日の違いにより、打ち合わせの日程を決めるだけでも四苦八苦し、さらに、日本人と外国人では、労働時間の感覚、ロール&レスポンシビリティの概念など価値観や文化の違いがあり、相手の視点に立たないと人は動いてくれないのだということを実感しています。
遠隔でのコミュニケーションなので、メールだけでは意思疎通が十分ではなく、私は、なるべくチャット機能を使ったり、電話をかけて直接話をしたり、人間性が伝わるコミュニケーションをするよう心がけています。

課題にぶつかった時は、現地のスーパーバイザーや日本本社のカウンセラー、また、家族のように仲良くしている他のGTAメンバー2名に相談し助言をもらっています。どこにいても、仕事上の課題に直面するのは当然のことで、大切なのは、その課題をどう解決し乗り越えるかということだと思っています。
アビームでは、自身で解決できないことに対して先輩や同僚が、嫌な顔をせずに相談に乗ってくれます。チームで議論を重ね、トライ&エラーを繰り返しながらゴールに向かうことができるのが、アビームの良さだと日々実感しています。
私自身、ある程度日本で仕事を経験してから渡航したため、海外でも臨機応変に対応できていると感じています。私がシンガポールに来てから9ヵ月、失敗もたくさんありますが、今では会議を英語でファシリテートできるほど語学力もつき、自分自身の成長を感じています。

真のグローバルプレイヤーに必要なのは「人間力」

GTA制度の応募後に必要なステップは、書類審査と複数回の面接でした。グローバルプレーヤーとして活躍したいというやる気さえあれば、大きく人生を変えるチャンスがもらえるのですから、興味がある人はぜひチャレンジしてほしいです。
私が現地に行って実感したのは、真のグローバルプレイヤーに必要なのは、ネイティブ並みに英語が話せることではなく、「周りを巻き込んで目標に向かっていく力があること」、「世界中どこに行っても自分が持っている価値を提供できること」、「人として信頼されること」、といった「人間力」だと感じています。

私は、GTA制度を利用したことで、やっとグローバルプレイヤーとしてのスタート地点に立てたと思っています。GTA制度の任期が終了した後は、駐在に切り替えて引き続きシンガポールで勤務することを希望しています。
また、今後はシンガポールで興味を深めたフィンテック(Fintech)、人工知能(AI)といった新しい分野での案件にチャレンジしたいという希望もあり、グローバルプレイヤーとして自分自身を表現するキーワードを増やしていきたいと思っています。

※Global Training Assignment(GTA)制度・・・海外オフィスでの1年間のOJTを通じて、グローバルコンサルタントとしての研鑽を積む研修。
※カウンセラー/カウンセリー・・・「カウンセリング制度」という、カウンセラー(所属部署の管理職以上)がカウンセリーに対して中長期的な視点でキャリア形成をサポートする制度。カウンセリーは、シニアマネージャー・シニアエキスパート以下のすべての社員が対象。

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