ABeam Financial Market Insight レポート 第三回「中期経営計画とRAF態勢構築準備」発行

アビームコンサルティングでは、複雑かつ多様な環境変化を生き抜く一助となることを目指し、ABeam Financial Market Insightと題して分析レポートをご提供致します。

ABeam Financial Market Insightでは、時流に乗ったテーマを掲げ、お客様のお悩みや解決するべき問題に対する様々な課題整理や周辺環境認識、解決に向けたアイディア提供等に関する参考情報としてお伝えいたします。

前回レポート「経営戦略とRAF(リスクアペタイトフレームワーク)」では経営戦略と RAF に関する基本的な概要について触れ、今回からは内容の詳細を解説します。
国内銀行において本格的な RAF 態勢はまだ構築されておらず、 形式要件のみをクリアしているような状況であることから、 RAF の導入目的や導入の有効性等が明確に理解されているとは言い難い状況です。すでにマイナス金利政策発表から 1 年経過し、 2017 年 3 月期決算では利鞘縮小に伴う影響が大きく出るこ とが予想される中、一方ではフィデュシャリー・デューティー(Fiduciary duty)や ESG(環 境:Environment、社 会: Social、ガバナンス:Governance)といった言葉が飛び交い、 銀行の企業としての様々な責任が問われるような環境に変化してきており、その意味でも経営者が明確に方針を示す RAF 態勢 を構築することは重要です。
今回は RAF 態勢構築を目指す中で、まずは会社組織全体 の業務運営上の整合性について着目し、中期経営計画策定とその位置づけという観点でガバナンスのあり方を考察します。

本ABeam Financial Market Insightに限らず、今後このようなレポートを継続的に掲載していくことで、みなさまの成長や課題解決等へのサポートをして参ります。

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