トップメッセージ


 



社会変革アクセラレーターとして
価値を共創し
持続可能な未来の実現に
全力を挙げる


大胆な自己変革で新たな成長のステージに上がる


当社は、2021年で創業40年を迎えました。その間、日本発、アジア発のグローバルコンサルティング会社として大きな成長を遂げ、現在は国内外に27拠点を展開し、社員数も6,500人を超えています。

私たちはこれまでの40年にわたり築いてきた強みを活かしながらも、その延長線上だけではない、新たな成長のステージに上がっていかなければならないと考えています。

昨今、事業環境は大きく変化しています。多くの企業や組織が未来を見据えた変革に挑戦してきたところに、コロナ禍が拍車をかけ、本格的な構造変革はさらに加速していくでしょう。

私はよく「変わらなければならない状態になる前に変わっておくべきだ」と話しています。将来が見通しにくい状況の中、クライアントが大胆な変革に取り組んでいるのと同様に、私たち自身も勇気を持って自己変革していくべきです。それに加えて、私たちはアジアにおけるファーストチョイスになることを目指しています。これからの市場環境に鑑みると、大きな成長を期待できる地域はやはりアジアであり、その成長を日本発、アジア発の会社として支えていきたいとの思いがあります。
 

 

ステークホルダーと手を取り合い、価値を共創する


私たちは、「Real Partner®」という言葉を大切にしています。「Real Partner®」には、クライアントが変革にチャレンジするにあたり、当社が持つ強みをさらに活かして、変革の良きパートナーであり続けたいという思いを込めています。

そしてこの「Real Partner®」という考え方は、当社の一人ひとりの行動の原点、いうなればDNAになっていることを強く感じています。始めたプロジェクトは最後まで高い当事者意識を持ち、クライアントと共にやりきる覚悟。そして、さまざまな困難を乗り越えながらもプロジェクトを完遂していく実現力。これこそが「Real Partner®」の根底にあるものであり、当社の原点となる強みです。こうした強みは、今後もさらに強化していかなければなりません。

今後、取り組むべき課題やテーマは、ますます大規模で、難易度も高まっていくことでしょう。その中では、一つひとつの個社における変革のプログラムにとどまらず、数多くのステークホルダーが手を取り合い、一緒に取り組みながら価値を共創していくような大きな社会変革のニーズも高まっていくと考えています。

当社はこれまでさまざまな企業・組織とプロジェクトを進める中で、現場力を磨いてきました。これからは、当社にはない能力を持つ企業やグループと一緒に仕事をしていくエコシステムを一層広げ、その中で私たち自身の力をさらに拡充する取り組みが重要になります。

 

10年後には、社会変革アクセラレーターに


当社は10年後の“ありたい姿”を「Vision2030」として描き出し、現在の立ち位置を振り返ることに加え、未来のありたい姿からバックキャストした実行計画「Strategy2025」を策定しました。10年後の私たちは、社会の大きな変革を加速させる“社会変革アクセラレーター”になりたいと考えています。社員一人ひとりが、自分自身をより一層成長させ、多様な能力を持つメンバーが活躍する組織を創り、同時に、外部のさまざまな能力を持つ人々とのエコシステムを強化していくことで、従来の延長線上にない10年後に向けた姿を作っていきます。

プロジェクトの性質も変わっていくでしょう。これまでのコンサルティング会社は解決すべき課題がある程度絞り込まれた状況で、そこに対して実行能力を提供する傾向にありました。これからは、どのような変革を進めるべきか、なぜ今その取り組みなのか、そうした原点から徹底的に考え、価値共創まで一気通貫で進めていくことが必要になると考えています。

そして2021年10月から、新たなブランドスローガン「Build Beyond As One.」を展開しています。Buildは構想を作るだけでなく最後の実現まで確実に導こうとの思い、Beyondは従来の価値観や期待値を超えて未来に向けた成長を遂げていくこと、そしてAs Oneはあらゆるステークホルダーが共通の価値観と方向感を持って取り組むことを意味し、そこに向けた覚悟をこのスローガンに込めています。

 

SDGsの考え方を自分事として捉える


社員一人ひとりがプロフェッショナルとして、生き生きと自身の能力を発揮し、高いモチベーションを持って仕事に取り組める環境の構築を進めています。そこで、社員がビジネス界におけるアスリートのように活躍していこうという考えの下、「ABeam Business Athlete®」と名付けたワークスタイル変革の施策を数年続けています。

2020年に、SDGs(持続可能な開発目標)の考え方を踏まえ、マテリアリティの設定を行いました。ここまでにもお話ししたクライアントとの価値共創に深く関わるものとして、Goal17「パートナーシップで目標を達成しよう」を全社マテリアリティに設定しました。ここに、ABeam Business Athlete®の精神にもつながるGoal8「働きがいも経済成長も」、そして当社の基盤はデジタルを活用した変革の推進であることからGoal9「産業と技術革新の基盤をつくろう」も加えて、企業のサステナビリティと社会のサステナビリティの両立に向けた取り組みを整理しています。

さらに2021年度は、“社会変革アクセラレーター”というビジョンの下、社会課題解決に向けた取り組みを推進する新たな組織として「サステナビリティユニット」を立ち上げました。それまでのCSRユニットと、ABeam Business Athlete®の一環として取り組んできた社会課題を自分事として捉えて持続可能な社会づくりに貢献するSocial Contribution Initiativesを統合し、当社のサステナビリティ経営をより加速させるべく、取り組んでいます。

 

サステナビリティと事業活動を同時に推進する


サステナビリティの活動においては、当社は2つの方向性を持って進めています。1つ目は、私たち自身が持続可能な社会づくりの活動を進めていくこと。そして2つ目は、コンサルティングプロジェクトを通じて、クライアントが積極的に推進するサステナビリティ活動をクライアントと協力しながら発展させ、持続可能な社会を実現していくことです。

例えばグリーンエナジートランスフォーメーション(GX)は、当社自身がカーボンニュートラルに向けたゼロ・エミッションの取り組みを進めるとともに、さまざまな企業・組織との協業による社会構造全体の変革にも活動を広げています。また、非財務資本に着目して企業価値向上との相関関係をアナリティクスにより明らかにする「Digital ESG」という仕組みも広く展開し、多くの企業に取り入れていただいていますが、これも当社自身の事業活動であるとともに、クライアントと一緒に持続可能な社会をつくっていくという視点にも該当する典型的な事例です。

持続可能な未来に向けて社会的責任を果たしていくことと、事業としてマーケットから信頼される企業として成長していくこと。この2つは完全にセットであるべきものだと私は思います。“社会変革アクセラレーター”として変革を加速させる役割を推進していくためにも、私たち一人ひとりがより一層高いステージを目指して成長し、その結果として2030年の“ありたい姿”を実現していきたいと考えています。

 

代表取締役社長 鴨居 達哉

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