Adobe Experience Cloud導入支援サービス

Adobe Experience Cloud導入支援サービス

デジタル時代の到来により、企業が目指すべきマーケティングの形は全く新しいものとなりました。あらゆる顧客接点がデジタルでつながる現代では、企業は顧客接点から得られる情報を活かし、顧客1人ひとりにあった顧客体験をデザインし提供することへの重要性が高まっています。
そのためには、単なるシステム導入ではなく、企業を取り巻く環境や組織の状態に合わせて、戦略を策定し、最適なテクノロジーを選定して導入し、運用が定着して効果を生むまでの一貫したプロジェクトの推進が成功の鍵を握ります。
アビームコンサルティングは、企業がデジタル時代を生き抜くためのパートナーとなり、あるべき顧客体験をデザインして提供するための戦略策定から、戦略の実行を支えるツールとなるAdobe Experience Cloudの導入と運用の定着、導入効果の最大化に向けた取り組みを包括的に支援します。

Adobe Experience Cloudについて

Adobe Experience CloudAdobe Experience Cloud

Adobe Experience Cloudは、フォーチュン50の企業のうち約30社をはじめとし、グローバルで多くの企業に採用されている統合マーケティングプラットフォームです。本製品はAdobe Experience Platform を基盤とした、Contents & Commerce、Data Insights & Audiences、Customer Journeys、Marketing Workflowの4つのカテゴリーで構成されています。

Content & Commerce

柔軟性の高い管理システムにより、従来型とヘッドレス型の両方のコンテンツ管理に対応でき、単一のコマース基盤から、B2BとB2Cの両面でビジネスに対応できるプラットフォームです。

Data Insights & Audiences

インサイトを発見してアクションに移すために必要なリアルタイムかつ詳細な顧客分析機能と、統合データ管理機能(DMP)を備えている分析プラットフォームです。

Customer Journeys

デジタルアセット管理、PC/スマホサイトとスマホアプリを始めとするデジタルチャネルの構築、キャンペーン管理、パーソナライズ機能を備えたマーケティング施策実行支援プラットフォームです。

Marketing Workflow

作業効率化のため一連の作業フローを整理し、タスクの優先順位を視覚化することで進捗状況の確認を行うプラットフォームです。

Adobe Experience Platform

Adobe Experience Cloudのデータ基盤となるAdobe Experience Platformは、あらゆるデータをひとつにまとめて堅牢な顧客プロファイルに変換、オープンなアーキテクチャにもとづいて構築されているデジタル基盤のプラットフォームです。

Adobe Experience Cloud導入の成功要因

Content & Commerce

Adobe Experience Manager

CMSやWebサイト構築ツールを導入しても、「デザインはよくなったが、コンバージョンが向上しない」という状態に陥るケースが散見されます。Adobe Experience Managerの導入を成功させるためには、最新のUI/UXに対応するだけではなく、ブランド体験を演出するコンテンツ、デバイス横断を前提とした導線設計、更新スピードの迅速化が重要となります。これらの実現のためには、ブランド体験を提供するための組織と業務の設計、運用定着化に向けたガバナンスの整備が不可欠です。

Adobe Commerce(Magento)

多様な顧客ニーズに対応した多機能なeコマースプラットフォームを導入しても、「実店舗との在庫管理データ等が連携されておらず販売機会を失う」ケースが見受けられます。Adobe Commerceの導入を成功させるためには、顧客との接点を増やすために複数のチャネルを用意するだけではなく、実店舗やECサイトの顧客管理・在庫管理・注文管理などシステムの一元化を行い、顧客へストレスフリーな顧客体験を与える事が不可欠です。

Data Insights & Audiences

Adobe Analytics

デジタルアナリティクスツールを導入しても、「分析結果がアクションに結びついていない」「ツールが使われなくなってしまう」という状態に陥るケースがあります。Adobe Analyticsの導入を成功させるためにはビジネスゴールを明確にしてKBR※を定義し、KBRに紐付くKPIを定義することが重要です。また、KPIを分析してアクションに移すプロセスが定着している状態を作り出すことも不可欠となります。

※ KBR: Key Business Requirements

Adobe Customer Journey Analytics

顧客行動分析ツールを導入しても、「顧客行動のデータを収集しグラフ等へ可視化しているが、直観的に理解する事ができておらず、コンバージョン率が上がらない」という状態に陥るケースが散見されます。Adobe Customer Journey Analyticsの導入を成功させるためには、複数のチャネルにまたがるデータを統合し、コンタクトセンター、販売管理システム、オンラインプロパティのデータを1 つのグラフに組み合わせて、顧客の行動パターンを把握できるようにする事が重要です。また、分析結果から顧客の次の行動を予測した施策を実施するための業務(OODAループ※)の設計も不可欠となります。

※OODAループ・・・「Observe(みる)」「Orient(わかる)」「Decide(決める)」「Act(動く)」の4つのステップに分かれ、不確実で変化が激しい状況の中で、現状のあるものから最善の判断を下し、即座に行動を起こすことを目的とする手法

Adobe Real-Time CDP

CDP(Customer Data Platform)を導入しても、「CDPでデータを統合しているが、マーケティング施策へ活用できていない」という状態に陥るケースが散見されます。
Adobe Real-Time CDPの導入を成功させるためには複数のソースから収集したデータを、人物やアカウントで属性・行動パターンを統計的データとして分類・整理し全体像を把握する事が重要です。
また、顧客データを安心して管理しデータ運用をする事も不可欠となります。

Adobe Audience Manager

DMP(Data Management Platform)を導入しても、「ネット広告の改善にしか利用できていない」「投資に見合った効果が出ていない」という状態に陥るケースがあります。Adobe Audience Managerの導入を成功させるためには、社内外のあらゆるデータを統合し、有効なセグメントを抽出し、顧客接点に関連する多様なシステムと連携し、効果と効率の向上を図ることが不可欠です。
 

Customer Journeys

Adobe Target

A/Bテストやパーソナライズツールを導入しても、「コンバージョンが向上しない」というケースがあります。Adobe Targetの導入を成功させるためには、A/Bテストや多変量テストの“仮説のクオリティ”が重要です。様々な角度からの分析をもとに仮説を立案、施策を実行し、結果にもとづきパーソナライズされたコンテンツを提供するPDCAの繰り返しが不可欠です。

Adobe Campaign

キャンペーン管理やマーケティングオートメーションを導入しても、「単なるメール配信ツールになってしまっている」という状態に陥るケースがあります。Adobe Campaignの導入を成功させるためには、顧客との双方向のコミュニケーションの役割を明確にし、データドリブン型のコミュニケーションシナリオの設計が重要です。

Adobe Journey Optimizer

パーソナライズされた顧客体験を提供するためには、Adobe Journey Optimizerを導入する際に、チャネルごとにバラバラに管理されている顧客プロファイルデータを統合して、データの鮮度を維持できるプラットフォームを構築する事が不可欠です。

Adobe Marketo Engage

MAツールを導入しても、「リードのスコアリングとホットリードのトスアップを行っているものの、成約率が伸び悩んでいる」という状態に陥るケースが散見されます。Adobe Marketo Engageの導入を成功させるためには、カスタマージャーニーのプロセス全体を対象にして可視化する事、ボトルネックの発見と改善を継続的かつタイムリーに実施する事を前提にした業務/システム設計が不可欠です。
 

支援体制

支援体制

戦略・構想策定 (Strategy)、設計・実装 (Development)、運用支援 (Operation) の3つのステージにおいて、専門コンサルタントによる支援が可能です。

支援体制

Adobe Experience Cloudの導入/運用に関する当社の強み

Adobe Experience Cloudの導入/運用に関する当社の強み

企業変革や戦略策定に関する豊富な実績、知見

国内最大規模の総合コンサルティングファームであり、業種・業態を問わず、企業変革や戦略策定に関する豊富な実績と知見を有します。単なるシステム導入ではなく、企業変革へと導くことが可能です。

CRMやERPなどのシステム導入に関する豊富な実績、知見

Adobe Experience Cloudの連携対象となる、CRMシステムや基幹システム、DWHなどに関する豊富な導入実績があります。特にSAPは、国内の資格保有者数No.1、プロジェクトワードの多数受賞など、国内屈指の実績を誇ります。

“顧客”を起点とした広範なコンサルティングが可能

広義のCRM(マーケティング、セールス、カスタマーサービス)に関するコンサルティングを1つの部門で提供するという点において、国内最大規模の組織を有しており、“顧客”を起点とした広範なコンサルティングが可能です。

国内コンサルティングファームでは最大規模のAdobe認定コンサルタント

Adobe Experience Cloudの資格保有者が多数在籍しており、導入および運用に関する高いケイパビリティを有しています。

主な導入実績

主な導入実績

不動産事業における分析組織の立ち上げと顧客経験プロセスの構築

Analytics
Experience Manager
Target
  • デジタルマーケティングの実行からアナリティクスに至るまでを中央集権的に推進する組織体制(Center of Excellence)の構築を支援
  • アナリティクスの実装、テスト案と改善フローの策定、分析手法のトレーニングを実施
  • CMSを統合して工数とコストを削減しながら、これまで以上のカスタマーエクスペリエンスを提供するためのプロセス構築とシステムの実装を推進中

金融事業におけるサイトコンバージョン改善支援

Analytics
Target
  • Intent DataおよびAttribute Dataを統合し、多面的にWebサイトの現状分析・課題抽出を実施し、サイト改善施策を策定
  • クライアント担当者へのスキルトランスファーを実施し、クライアント社内におけるWebサイト分析業務体制を構築
  • デジタルタッチポイントを中心に、カスタマージャーニーを作成し、顧客視点でのWebサイト最適化を推進中

エンターテイメント事業における自社サイトおよびECサイトの最適化支援

Analytics
Target
  • Adobe Targetを利用したA/Bテストやターゲティングの活用支援により、顧客エンゲージメントの強化、サイトのトランザクション拡大、コンバージョン向上に貢献
  • ベストプラクティスに基づく施策案の提供に留まらず、クライアント担当者の自立に向けたテスト・ターゲティング施策検討に関するワークショップを実施
  • システム導入後のクライアント社内におけるPDCAサイクルの定義と運用の定着化を支援

メディア事業における訪日外国人向けWebサイト企画支援

Analytics
  • 訪日外国人向けのWebサイトの企画開発として、競合サイトの調査から、自社の強みを生かして構築すべきWebサイトの構想を策定
  • 自社が保有するコンテンツに関するユーザーの使用状況分析を行い、改善ポイントの洗い出しを実施
  • ワークショップを通じて、カスタマージャーニーの策定と対応する企画案の策定を支援中

お問い合わせ

本サービスに関するお問い合わせおよびご相談は、下記よりご相談ください。

 

事例

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