B2Cビジネスの未来を考える

2018年7月初版発行

勝ちパターンに持ち込むイノベーションへの挑戦

概 要

我々アビームコンサルティングの製造・コンシューマビジネス ビジネスユニット リテール&サービスセクターは、インダストリーカット(業種業界の区分け)でいわゆる流通業、小売業の領域を担当しています。流通・小売の世界は消費者の意識や行動がそのまま業績に反映するため日本の景気を映す鏡のようでもあると考えています。これからの流通の未来はどうなるのか? Eコマース市場の拡大や各種情報技術の進展により、消費者の買い物の仕方そのものが変わりつつあるのは本レポート読者各位がひしひしと実感されているところでしょう。本レポートは、着実に変化し続けている流通・小売の市場動向を洞察し、これから先に何が起きるのかについて考察を試みたものです。


「モノからコトへ」と消費のキーワードが変わりつつありますが、それでも小売の場や機会は不可欠です。皆がどこかで何を買いたい。しかし、日本は伝統的にサービスに対価を払う文化がない。従って、どう稼ぐのかに小売事業者は苦慮しています。それでも、未来に勝ち残る事業者(サービサーと言ってもいいかもしれません)には勝ちパターンがあるように見えてきました。「本業強化」「原点回帰」なども大事ですが、いかにIT(情報技術)を活かすのかも勝敗を分けるポイントになります。イノベーションへの挑戦という副題には、いままでとは異なる考え方ややり方に挑戦していただきたいという願いを込めています。本レポートが、日本の流通・小売業界の現在地を示し、未来の方向性を示唆し、読者各位の参考になれば幸いです。

目 次

はじめに
サマリー

1.B2C ビジネスの現状
1-1   日本の流通・小売の現在地を理解する
1-2   流通・小売業界が着目すべき社会情勢
1-3   勝ち・負けが見えてきた流通・
    小売業界の現状

2.新たなビジネスモデルへの取り組み
      各社の事例

3.イノベーションへの挑戦
3-1   勝ち残りのカギ
3-2   未来の小売はどうなるか

4.結論 B2C ビジネスの未来
      イノベーション実践、IT 投資、コラボレーション

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