宅配系小売業様:
KPIマネジメント強化によるデータドリブン経営実現支援

課題の可視化と改善によるKPI構造の整理と意思決定プロセスの整備

宅配系小売業様:KPIマネジメント強化によるデータドリブン経営実現支援

Customer Profile

業種     宅配系小売業
売上規模   非開示
従業員規模  非開示

プロジェクト概要

クライアントの課題

  • KPIの適切な運用がなされていないが故の組織分断や属人的な判断による業務遂行
  • 導入したデータ分析基盤の未活用とデータ集計の作業負担
  • PDCAをドライブさせる意思決定プロセスの未整備

ソリューション・知見

  • 社外・社内へのインタビュー及び実態分析を踏まえたKBO/KPI ツリーの再構築
  • 分析システムを活用した複雑なデータ集計と見やすいKPIレポートの設計
  • 現場レベルまで落とし込んだデータ活用業務とマネジメント層の意思決定プロセスの再構築

成果・効果

  • 事業全体のKPI構造の整理によるデータドリブンな経営判断の実現
  • 分析レポートによる従来まで可視化できていなかった課題の特定と改善
  • 年間粗利率が1%程度改善され数億円の粗利伸長を達成

Key Points

クライアント課題の難所

目的が定まらないまま導入された分析システムの未活用

事業におけるKPI構造や組織の役割に応じた責任指標が明確に定義ができておらず、誰も事業実態を正確に把握できていなかったため、改善業務が属人的な判断によって遂行されていた。また、一部の業務で分析システムを導入したものの、組織全体でのデータ分析の取り組みに対する意識や目的が明確ではなく、システム活用が進んでいなかった。

 

プロジェクトの重要成功要因

「データをビジネスにどう生かすか」を徹底的に考え抜き、現場まで入り込んだDX推進

商品部やマーケティング部などのマネジメント層へのインタビューや他社事例をインプットとして、事業全体のKPI構造を体系的に整理。各部門の責任と重点課題を明確にした上で、年度方針策定から具体的施策を決定するPDCAプロセスを再構築した。また、日々の施策改善の起点となるKPIレポートを設計して、現場レベルの担当者が利用できるように業務フローも整備。データを主軸としたDXを推進した事業領域において、年間粗利率を1%程度改善し、数億円の粗利伸長に貢献した。

 

アビームの貢献

マネジメントから現場層まで組織全体を巻き込んだデータを共通言語化するアプローチ

クライアント固有の事業特性やデータ構造を深く理解した分析による詳細な実態把握や各部門のマネジメント層への他社事例を踏まえたインタビューによる重点課題及びKPI構造を整理。また、連携がとれていない部署の間に立って、共同で取り組むべき課題定義や責任指標を明確化することで組織連携を強化し、データ活用の土台となるPDCAプロセスを再設計。そのPDCAプロセスに基づいて適切に業務が遂行されるように、新たに構築した業務の評価制度への反映から、現場層でデータ活用が進むように、実際の会議に参加してレポートからの示唆を提示するなど業務定着化を支援した。

マネジメントから現場層まで組織全体を巻き込んだデータを共通言語化するアプローチ

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