グローバルECを成功に導くAdobe Commerce(Magento)
導入支援サービス

B2CのEC市場は拡大を続けていますが、B2BにおいてもECの導入は加速しています。
ECの構築は早期立ち上げが求められる一方で、グローバルにECを展開する際は、多言語・多通貨・会計基準・法規制、各国・地域で導入されている既存の基幹システムとの連携、商習慣に合わせた機能開発、ガバナンス強化等、様々な対応が必要となります。

さらに昨今のグローバルECにおいては、現地販売代理店との連携強化をはじめ、ローカルの既存サイト・リアル店舗・ECモールとの連携を踏まえたシームレスな顧客体験の創出にも取り組む必要があります。
本サービスでは、第三者機関に高く評価されているAdobe Commerce(Magento)を活用して、複雑化かつ多様な知識・スキルが求められるグローバルECプロジェクトを成功に導くための導入/運用支援を行います。

グローバルECを成功に導くAdobe Commerce(Magento)導入支援サービス

ECプラットフォーム導入/運用における課題

グローバルECでは、各国・地域に固有の機能・システム連携開発の他、会計基準・経営管理への対応、ガバナンスポリシー導入、業務の標準化など広範な課題解決が必要です。アビームコンサルティングでは、多種多様なクライアント企業様の問題・課題を集積し、解決策をご提案しています。

ECプラットフォーム導入フェーズの課題

  • 既存システムのライセンス切れに伴い、既にECを展開している各国や地域へスピーディにシステムを展開すべく、短期間でプロジェクト推進しなければならない。
  • 各国・地域の商習慣に合わせた取組みや開発を考慮しなければならない。
  • 各国・地域ごとの業務プロセスやシステム連携の要望に応えなければ協力を得られないため、ギブアンドテイクで進めなければならない。
  • ECモールとのシステム連携など、各国・地域別に個別要望が出る場合にも、売上が見込める場合はシステム連携を実現する必要がある。
  • ブランド維持強化のため、グローバル共通で整えたい機能を共通基盤として構築し、各拠点はそれをベースにした開発運用ができるようプロジェクトを統制しなければならない。
  • 顧客情報や取引先の企業情報を保持するため、高度なセキュリティ対策を実施すべき。
  • グローバルの各国・地域別にシステムが導入されており、それらとデータ連携をさせる必要がある。
  • グローバルの各国・地域の会計基準・経営管理へ対応しなければならない。
  • 顧客体験が分断されないよう、既存Webサイトや店舗、ERP、PIM、DAM、WMS等とシームレスに連携できるよう、関係者を巻き込む必要がある。

ECプラットフォーム運用フェーズの課題

  • グローバルの各拠点へガバナンスや業務標準化を定着させる必要がある。
  • 売上拡大に向けてHQと各拠点間での統制や足並みを揃えて取組む必要がある。
  • EC売上に関する各国・地域の状況をタイムリーに把握するため、EC基盤を1つにしてリアルタイムに正確な情報を管理する必要がある。
ECプラットフォーム導入/運用における課題

グローバルECを成功に導くAdobe Commerce(Magento)導入支援サービス

Adobe Commerce(Magento)は、複雑な要件が求められるグローバルEC展開において高い実行能力を有するソリューションとしてGartner, Inc.※1およびForrester Research, Inc.※2にてB2CとB2B双方のデジタルコマースリーダーと評価されています。このためデジタルコマースECプラットフォームとして採用されるケースが増えていますが、多様な知識とスキルが求められるため、クライアント企業様自身で導入を完遂するのが難しい製品です。アビームコンサルティングではAdobe Commerce(Magento)の導入を支援し、これまでのEC・デジタルマーケティング導入実績、施策立案に関する独自の方法論や各業界の豊富なコンサルティング経験から導き出された知見・ノウハウなどをもとに、グローバルEC展開を成功に導きます。

  • ※1 Gartner® MagicQuadrant™for Digital Commerce 2021
    ※2 ForresterWave™B2B Commerce Suites, Q2 2020、Forrester Wave B2C Commerce Suites, Q2 2020

グローバルECを成功に導くAdobe Commerce(Magento)導入支援サービス

グローバルEC共通基盤の実現

  • 要件にあったエクステンションの選定・提案・導入により、開発コストを大幅にスリム化します。
  • グローバル全体に適用すべき機能をグローバルEC共通基盤にまとめてガバナンスを強化する一方、各国・地域でカスタマイズが必要な部分はローカルでコントロール可能な機能として個別要件に合わせた開発をします。
  • 製品情報を統一管理し、PIM(Product Information Management:商品情報管理)やDAM(Digital Asset Management:デジタルアセット管理)との連携により各国・地域ECサイトのコンテンツ運用業務を効率化します。

CMS連携とマルチサイトによるヘッドレスコマースを実現

  • フロントUIは多言語・多通貨に対応したマルチサイトをヘッドレスコマースが展開できるよう、Adobe Experience Managerや他のCMSとの連携を実現します。

顧客ニーズに応じたパーソナライズ

  • ERP、CRM、CDPなどのシステムとの連携により顧客を総合的に分析し、シームレスな顧客体験を実現します。
  • Adobe Analytics(アクセス解析)、Adobe Target(A/Bテスト、パーソナライズ)との連携により、パーソナライズされたレコメンデーションによるCVR向上を実現します。
  • Adobe Audience Manager、Adobe Campaign、Adobe Marketo Engageとの連携により、幅広い顧客接点への対応を実現します。

ECビジネスの成功を支援できるケイパビリティ

  • 豊富なコンサルティング経験から導き出された知見・ノウハウをもとに各業界における標準業務プロセスを確立しており、ECプラットフォーム導入時の業務標準化をゼロから検討することなく、スピーディーに実現が可能です。
  • 戦略策定からシステム導入までの多くの実績を踏まえて体系化されたプロジェクト管理手法を有し、全体俯瞰と領域を横断した状況把握に基づいたプロジェクト計画、管理、運営の実現が可能です。
  • EC・デジタルマーケティングの導入、施策立案に関する独自の方法論と多数の実績から、従来業務を単純にデジタル化するだけでなく、顧客体験の変革やデジタルを活用した企業変革の実現が可能です。

プロジェクトアプローチ

標準機能のみで早期にシステム導入した後、グローバルEC基盤としての機能開発を進めつつ、各国・地域へのECサイト展開や定着化を支援します。

プロジェクトアプローチ

1. 標準機能で早期にECサイト導入

  • 1ヶ月目(要件定義・設計)
  • 2ヶ月目(Adobe Commerce(Magento)のセットアップ、デザイン適用)
  • 3ヶ月目(データ投入、テスト)
  • 4ヶ月目(トレーニング、グローバルEC共通基盤の本番稼働)

2. 各国・地域へのECサイト展開

  • ストア構築
  • 言語・通貨対応
  • 各国・地域商慣習対応
  • エクステンション選定・導入
  • システム連携開発
  • データ移行

3. 稼働後支援

  • 業務プロセス改善
  • 売上・顧客分析
  • マーケティング施策
  • サイト拡大
  • ワークフロー拡張
  • デザイン要素の追加
  • システム連携追加
  • トレーニング
  • 運用保守

アビームコンサルティングの提供価値

アビームコンサルティングはECプラットフォームの導入だけでなく、チェンジマネジメント方法論によるEC業務の運用やガバナンスの定着化を支援します。

アビームコンサルティングの提供価値

1. EC事業に関する課題解決に向けて全方位で支援が可能

  • EC事業の戦略策定からシステム導入・業務プロセス改革・定着支援まで一気通貫してグローバルで支援が可能です。

2. CRM 、PIM、DAM、ERP、WMS等とのシステム連携の支援が可能

  • 当社の海外拠点やネットワークを活用して、各国・地域の会計基準・法律の知見をもとにグローバル企業の主要な基幹システム・会計システムとの連携支援が可能です。

3. 海外と日本のハイブリットなグローバルチームによる支援が可能

  • 海外現地コンサルタントと日系企業を知る日本人コンサルタントとの“ハイブリット体制”でクライアント企業様のグローバル展開の支援が可能です。

4. Adobe Commerce(Magento)のプロフェッショナルによる設計・開発支援

  • 当社ではAdobe Commerce(Magento)の開発言語(PHP)のシステム開発実績を多数有しております。
  • Adobe Commerce(Magento)認定資格者※を多数抱えており、Adobe社公認のプロフェッショナルによる開発が可能です。※アライアンスパートナー含む

5. EC売上拡大を見据えた設計・開発

  • 単なるECサイトの導入ではなく、その後のEC売上拡大のためのマーケティング施策展開を見据えた業務・システムの設計と開発が可能です。

Adobe Commerce(Magento)とは

Adobe Commerce(Magento)は、最新のアーキテクチャやプラグインによる拡張性を提供し、優れた顧客体験を実現することができるデジタルプラットフォームです。
B2Cコマース、B2Bコマースの1つのプラットフォームで対応できるアーキテクチャとなっており、早期のEC導入が可能な標準機能が装備されています。

画像を削除しました。

B2C/B2B共通機能

■注文管理

  • 注文/請求/配送一覧
  • 領収書等プリント
  • 再注文・返品対応
  • トランザクション管理

■ダッシュボード

  • 総合データ
  • 最新注文・顧客一覧
  • 各種チャート表示
  • 最新・上位検索ワード

■コンテンツ管理

  • 商品ページ・バナー
  • WYSIWYGエディタ
  • 階層構造・サイトマップ
  • トランザクション管理

■商品管理

  • 商品一覧・情報登録
  • インポート・エクスポート
  • 関連商品
  • オプション登録

■マーケティング機能

  • クーポン機能・ポイント機能
  • 商品別・優良客セール機能
  • アップセル・クロスセル促進
  • AIによるレコメンデーション

■ストア管理

  • 複数店舗対応
  • 多言語・多通貨対応
  • 税ルール
  • データ属性管理

■顧客管理/企業管理

  • 顧客一覧・情報修正
  • 顧客セグメント設定
  • 会員専用ページ

■分析レポート

  • カート残留商品・離脱
  • 検索ワード
  • レビュー分析

■システム管理

  • キャッシュ、ユーザー管理
  • バックアップ、各種ログ
  • 拡張機能管理
  • 配送・決済設定

B2B特有機能

■見積り機能

  • 見積り依頼
  • 見積書作成

■承認ワークフロー

  • 顧客ごとの承認ワークフロー
  • 商品、金額ごとの分岐

■営業・カスタマーサービス

  • 顧客の購買活動の支援機能

■大量購入機能

  • CSVファイル注文

■柔軟な割引設定

  • 顧客ごとの割引設定
  • ボリュームによる割引設定

■効率

  • より迅速な注文と再注文
  • 注文検索

Adobe Commerce(Magento)の特徴

マルチチャネル/デバイス対応

  • ヘッドレスコマースとしてPC、スマホWeb、スマホアプリを一つのプラットフォームとして構築。
  • 複数チャネル/デバイスごと別々のシステムは必要なく、Magentoで一元管理でき、一貫した体験を提供。

OMSを標準搭載

  • 注文管理機能(OMS)含め、決済/配送/商品管理/顧客管理のバックオフィス機能が充実しているため、別で準備、開発は不要。
  • 包括的なコマース機能により、市場投入までの期間を短縮。

カスタマイズの柔軟性

  • 4,000以上のエクステンション(拡張機能)を有し、ビジネスニーズに合わせて様々なエクステンションを利用して、素早い機能強化や他システムとの連携を実現できる。
  • 柔軟な開発環境(PHPで構築された100%オープンソース)。

スケールに応じたクラウド提供

  • 大規模ビジネス・エンタープライズ要件に耐えられる性能・スケーラビリティを提供。
  • 流通金額の大きい企業様のシステム要件、パフォーマンスを満たす上での拡張性がある。導入形態も運用体制に併せて選択可能。

高度なセキュリティ対応

  • データ流出や不正アクセスなど防御すべき脅威に対するセキュリティ施策を用意。
  • プラットフォームTLS、Origin Cloaking、Magentoスキャンツール、二要素認証 (TFA) 2FA、FastlyのWAF、共有責任セキュリティモデル。

B2B/B2C双方をサポート

  • B2B、B2C,ハイブリッドのビジネスモデルを単一のプラットフォームでサポート。
  • 見積依頼・作成、顧客やボリュームによる割引設定、承認ワークフローなどB2B固有の機能を搭載。

Adobe Commerce(Magento)が実現できること

  1. マルチサイト・多言語・多通貨・多税に対応することをベースに作られているECパッケージであるため、管理画面で担当者が広範囲に渡って各種設定作業をすることが可能です。
  2. 初期セットアップが完了してしまえば、各国・地域の担当者にアナウンスして個々でECサイト構築が可能です。
  3. アーキテクチャとしては、MVCベースかつ機能をモジュール化することによって拡張しやすい思想で構成されているため、既存機能のカスタマイズ(上書き)や、機能追加の作法も準備されており、各国・地域の要望に応えることが可能です。
  4. Adobe Commerce(Magento)の標準機能ではなく、外部機能を使用することも可能なため、リプレイスができない既存機能や将来性を見据えた外部サービスを連携させることが可能です。
  5. 外部サービスとのAPIが公開・販売されており、迅速な連携が可能です。
  6. 決済サービスはグローバルで利用されているサービスを網羅しているため、顧客ニーズに合わせた決済サービスを選択する際の難易度は低いです。
  7. Adobe Commerce(Magento) とマーケティングツールの迅速な連携が可能です。
  8. 運用業務の問題やサービス責任者の意図を反映しやすいシステムアーキテクチャーになっています。その反面、自由度が高いため、知見・経験のある導入パートナーと組む必要があります。

お問い合わせ

本サービスに関するお問い合わせおよびご相談は、下記よりご相談ください。

 

関連ページ

専門コンサルタント

page top