ABeam Consulting

[プレスリリース]


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2007年11月28日
アビーム コンサルティング株式会社

グループ会社の資金を一元管理 CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)活用状況の調査を発表
~導入企業は全体の8割に達し、満足度は97%と高評価
成功のカギとなる親会社への「資金集中率」は二極化~

アビーム コンサルティング株式会社(以下:アビーム コンサルティング、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:西岡 一正)は、 連結経営を重視する大手企業で導入が進む「CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)」の導入効果に関する調査を発表しました。
本調査は、アビーム コンサルティングが社団法人企業研究会の協力を得て、 2007年9月に実施したものです。連結売上高2,000億円以上の東証1部上場企業(銀行を除く)とそれに準じる企業400社を対象にアンケート調査を行い、 86社から得た有効回答を詳細に分析しました。これまでもCMSの導入実績に関する調査は少数ありましたが、CMS導入後の「効果」にも焦点をあて、 導入企業がどのように評価しているかを調査分析したものは例が無く、本調査の大きな特長となっています。 なお、今回の調査は国内におけるCMSの活用を対象としています。
調査サマリー
  1. CMS導入済み企業は全体の8割と大手上場企業では定着
  2. CMS導入に関して全体の満足度は高く、導入企業の13%が「想定以上」、84%が「想定どおり」と評価
  3. サービス別のCMS導入状況は、自動的に資金集中を行う「プーリングサービス」が94%に上るが、 同様にCMSの代表的なサービスである「支払代行」は46%、「ネッティング」は35%に留まり、依然フル活用するには至っていない
  4. 企業グループ全体の資金量のうちCMSに集中している割合である「資金集中率」は、「75%~100%」の企業が39%と多いが、 「25%未満」と資金集中が進んでいない企業も20%に上り、二極化している
  5. CMSの各サービスの導入率に関し、資金集中率の低い企業は集中率の高い企業と比べ、すべてのサービスにおいて低水準
  6. 代表的なCMSの導入効果となる「所用資金量の低減」において、「十分である」という回答が資金集中率の高い企業で39%であるのに対し、 集中率の低い企業では17%に留まる。「資金調達コストの低減・資金運用の合理化」や「リスク管理の高度化」などの効果も同様に資金集中率の高い企業が導入効果を享受している
アビーム コンサルティングでは、今回の調査結果をまとめた報告書『CMS導入ベンチマーク調査』を作成しました。 報告書ではCMSの運用体制や改善への取り組みについても分析し、企業の取るべき方策について例示しています。
調査に関するコメント
今回の調査を受け、アビーム コンサルティング 経営戦略研究センター ディレクター 木村 公昭は、以下のように述べています。
「大企業を中心にCMSが普及していますが、今回の調査結果から、資金集中率は二極化しており、 CMS導入済み企業であってもグループ資金を有効に活用できていないケースが多いことがうかがえます。 現在、日本版SOX法への対応を通じて、連結経営への取り組みが改めて注目されていますが、グループ資金を有効に活用するとともに、 財務リスクを適切に管理する手法としてCMS活用をいかに徹底するかが問われています。そのためにも、 グループ会社とのコミュニケーションなど管理・運営上の取り組みを継続的に見直していくことが必要といえます」
【参考】CMSとそのサービス(機能)の主な役割
CMSとは、企業の親会社・子会社間で資金を一元管理することで財務の効率化を図るものです。 グループ会社間の無駄な資金取引を無くすことで有利子負債や経費の削減に即効性が高く、 中長期的には、昨今注目を集める日本版SOX法対応後の内部統制強化やリスク管理(ERM=エンタープライズ・リスクマネジメント)など、 連結経営の最適化への効果が期待されています。CMSで提供されるサービス(機能)には、「プーリング※」、「定期性貸借※」、「支払代行※」、「ネッティング※」、 「給与振込代行」、「資金繰り管理」などがあります。

※プーリングサービス:統括会社の銀行口座とグループ会社の銀行口座の間で、資金移動を自動的に行うもの。 グループ口座の余剰資金を統括口座に資金集中し、グループ口座の不足資金を統括口座から資金配分することで、 グループ全体の資金を統括口座で一元管理することが可能になる

※定期性貸借:設備資金のように返済期限が定められた資金の貸借について、グループ会社が申請して、統括会社が承認するワークフローを経て管理するもの

※支払代行:統括会社がグループ会社の支払いを代行し、統括口座から立替払いを行うもの

※ネッティング:グループ会社間の支払いを、銀行を通さず統括会社・グループ会社間の貸借に付け替えて清算するもの

<CMSの考え方>
プーリング概念図
支払代行・ネッティング・給与振込概念図
本件に関するお問い合わせ先
マーケティング部 広報担当 秋元
住所:〒100-0006東京都千代田区有楽町1-10-1有楽町ビルヂング
電話:03-3501-8355 FAX:03-5548-7237
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