[プレスリリース] |
2007年7月3日
アビーム コンサルティング株式会社
アビーム コンサルティング株式会社
アビームコンサルティング、「地域金融論 ~リレバン恒久化と中小・地域金融機関の在り方~」を刊行
~顧客とのWin-Win関係構築を目指す地域金融機関の必読本~
アビーム コンサルティング株式会社(代表取締役社長:西岡一正、本社:東京都千代田区) 顧問 多胡 秀人による新刊書
「地域金融論 ~リレバン恒久化と中小・地域金融機関の在り方~」が、本日、社団法人 金融財政事業研究会より刊行されましたので、お知らせいたします。
地方銀行、信用金庫、信用組合などの中小・地域金融機関の経営力向上を目指すリレーションシップバンキング※(以下、リレバン)への取り組みは、
第一次リレバン・アクションプログラムの集中改善期間と第二次リレバン・アクションプログラムの重点強化期間の計4年を経て、
今後は各金融機関の自主性のもと、地域特性に沿った恒久的なリレバンの推進が求められる段階にきています。
しかしながら、多くの地域金融機関は過去に自分たちが思い込んでいたリレバン像に囚われ、真に求められているリレバンへの理解が浸透しておらず、
新たな取り組みは十分とはいえない状態です。金融審議会第二部会「リレーションシップバンキングのあり方に関するワーキンググループ」の委員を4年間にわたって務めた著者は、
早急な対策の必要性を感じ、任期中に遭遇した多くの地域金融機関からの生の声をもとに現状を分析し、今後のあるべき姿を提言しています。
さらに著者は、この新しい持続的なリレバンの実施が、顧客に受け入れられるのかという地域金融機関の懸念についても、杞憂に過ぎないと指摘します。 福岡県の中小企業を対象に行ったアンケートにおいて、7~8割の企業が恒久的なリレバンの視点に立った地域金融機関のアプローチを受け入れると回答した事実を引用し、 地域金融機関は中小企業のニーズを無視しないよう、顧客への対応の変化を強く求めています。 また、本書では、恒久的なリレバンが目指すビジネスモデルを、顧客とWin-Winの関係を築く「『脱』価格競争の経営」と位置付け、 量販店の安売り競争でも高級ブランドのプレミアム販売でもなく、適正な定価販売を手がける地元商店の姿に酷似するものであるとしています。 そのための構成要素として、預金金利、リスクプレミアム、適正な営業経費、資本コスト(狭義)について詳しく説明しています。 筆者は、いまだに閉塞状況にある中小・地域金融機関の経営を憂慮し、リレバン機能への正しい理解が金融機関の自主的行動を促すと考え、 本書の執筆に至りました。地域金融機関は、地元企業と密接な信頼関係を構築し、その事業の成長をともに考えるパートナーになるべきであると述べています。 著者コメント
「久しぶりに共著ではなく、全編を一人で書き上げました。10年弱の中小企業金融機関・地域金融機関向けのコンサルティングで得た経験を踏まえた集大成です。」 出版概要
主要目次
書影
※ リレーションシップバンキング:狭義では中小・地域金融機関が顧客と長期継続する関係のなかから、 取引先企業における事業の将来性や経営者の資質などを的確にとらえて、融資を実行するビジネスモデル
例えば、著者は多くの地域金融機関が「我々は昔からリレバンを実行してきた」と依然として主張しつづける点に、 過去のリレバンの概念にいまだに囚われている現状が表れていると、強く懸念しています。昨今は顧客との関係の希薄化が顕著になり、 地域金融機関がリレバンで得た情報は、実際には企業情報サービスで公開されている情報の類より劣ることが多く、著者はそのような情報をもとに成立する関係は、 経営力の強化を目的とする新しいリレバンの形ではないと断言しています。さらに著者は、この新しい持続的なリレバンの実施が、顧客に受け入れられるのかという地域金融機関の懸念についても、杞憂に過ぎないと指摘します。 福岡県の中小企業を対象に行ったアンケートにおいて、7~8割の企業が恒久的なリレバンの視点に立った地域金融機関のアプローチを受け入れると回答した事実を引用し、 地域金融機関は中小企業のニーズを無視しないよう、顧客への対応の変化を強く求めています。 また、本書では、恒久的なリレバンが目指すビジネスモデルを、顧客とWin-Winの関係を築く「『脱』価格競争の経営」と位置付け、 量販店の安売り競争でも高級ブランドのプレミアム販売でもなく、適正な定価販売を手がける地元商店の姿に酷似するものであるとしています。 そのための構成要素として、預金金利、リスクプレミアム、適正な営業経費、資本コスト(狭義)について詳しく説明しています。 筆者は、いまだに閉塞状況にある中小・地域金融機関の経営を憂慮し、リレバン機能への正しい理解が金融機関の自主的行動を促すと考え、 本書の執筆に至りました。地域金融機関は、地元企業と密接な信頼関係を構築し、その事業の成長をともに考えるパートナーになるべきであると述べています。 著者コメント
「久しぶりに共著ではなく、全編を一人で書き上げました。10年弱の中小企業金融機関・地域金融機関向けのコンサルティングで得た経験を踏まえた集大成です。」 出版概要
| 書名 | :地域金融論 ~リレバン恒久化と中小・地域金融機関の在り方~ |
| 著者 | :多胡 秀人 |
| 発行 | :社団法人 金融財政事業研究会 |
| 体裁 | :四六判 279ページ |
| 価格 | :2200円 (税抜き) |
| 発行日 | :2007年7月19日 |
| ISBNコード | :978-4-322-11125-5 |
| 第1章 | : プロローグ |
| 第2章 | : リレーションシップバンキング/地域密着型金融、4年間の総括 |
| 第3章 | : リレーションシップバンキングの再定義 |
| 第4章 | :目指すべきは「定価販売」 |
| 第5章 | : 地域の情報集積を活用した持続可能なビジネスモデルに向けて |
| 第6章 | :恒久的リレーションシップバンキングの前に立ちはだかるもの |
| 第7章 | :中小・地域金融機関の将来像 |
| 本書をより深く読むヒント―「解説」にかえて |