製造業の間接コスト削減に関するコンサルティング事例

売上が景気に大きく左右される業界であり、また、生産拠点の海外シフトが進む中、国内事業は間接人件費を中心に高コスト体質になってしまっていた。また、事業部ごとに独自の業務形態をとるなど、ノウハウや人材の分断が企業における全体最適な効率化を阻害しており、結果として他社とのコスト競争力の低下を招いていた。
私たちアビームコンサルティングは、顧客との合同チームを編成して業務コストを増加させる要因を特定し、構造改革の為の施策の検討をおこなった。施策の実行にあたっては、目標値や達成時期、費用対効果を考慮した上で優先順位を設定し、事業部間機能統合と複数の業務プロセス改革、さらには新規事業等への人材シフトを同時並行で実施した。改革後は売上高の影響を受けにくい体質改善を実現し、黒字転換を果たしている。

課題

  • 客観的、合理的視点による業務プロセス上の問題点と改革機会の発見
  • 従来の企業価値観にとらわれることなく高い目標値の達成を可能にする、効果的かつ実現性の高い施策の検討
  • 現状に引きずられない、あるべき業務プロセスの設計、業務形態がバラバラの複数事業部の業務プロセス標準化・機能統合
  • 従業員の抵抗感、複数プロジェクトの同時実施など変革に対するリスクの最小化
  • 改革を逆戻りさせない、継続的な改善を促進する経営管理の仕組みの構築

アプローチ

  • BM(Activity Based Management)をベースとした定量的な現状調査
  • 他社成功事例や経験に裏付けられた施策の検討、先行導入企業とのフィットギャップ分析による実現性の評価
  • 業界別Global Standard Templateを活用した、あるべき業務プロセスの設計
  • チェンジマネジメント活動による従業員の変革意識への配慮、組織化されたPMO(Program Management Office)活動によるリスクの早期発見と対策実施
  • 業務生産性を継続的にモニタリングするKPIの定義と管理手法の導入

成果

  • 間接業務の生産性向上による利益率の2%向上
  • 間接業務人員の約20%の削減
  • 成功体験に基づく従業員の継続的な改革意識の高揚